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国立大学医学部医学科に塾なしで現役合格する方法。 ①総論

こんにちは。一昨医(ototoi)です。
投稿読んでいただきありがとうございます。

僕はとある国立大で医学を学んでいます。
これまでに唯一(でもないのですが)自分でやり切った感がある項目が、大学受験です。
他の投稿のぼんやりした洞察と比較すると、今の時点で最も具体的に書けることかなと思うので、誰かのお役に立てると幸いです。

巷では僕より高学歴の皆さんが書かれている素晴らしい勉強法もありますが、それを微妙に徹底しきれなかった人の例(=現実的に頑張ればいけるライン)だと思って、気楽に読んでください。今回はまず、総論としてマインドセットのことなど、つらつら書きたいと思います。
(これについては自分の振り返り用でもあるので、煩雑な文章、偏った表現になることをお許しください。)


目次:

  1. そもそも論

  2. 受験勉強のエッセンス=「過不足がない状態×実際の行動」

  3. 受験勉強の目的=「自分の選択肢を狭めないこと」

そもそも論

まず、一番に言いたいことは働くことができること・受験勉強させてもらえることは考えの及ばないくらいありがたいことだということです。
これだけわかっていただければ、後はもう読まなくてもよいかも、というくらい大事です。(→これを腹落ちさせると間違いなく行動が変わって結果も付いてきます。)

身近で言えば、ご両親や保護者の方に感謝していますか?
何かしらの理由で勉強するチャンスが得られていない方に思いをはせたことありますか?
あなたは1秒後に死ぬかもしれませんよ?

少し極端な話になりました。
こんなことわかってるよ、って思ったそこのあなた。
僕も中学生の時はそう思ってました。

だけど、これを問題として考えたこともなくて、漫然と日々を過ごすのは本当にもったいない!!!
今振り返って思うのは、そういう問題意識が欠落していた時期って大体何も覚えていないし、何のバリューも生み出していないっていうことです。
あなたには、僕と同じ轍を踏んで時間を無駄にしてほしくないんです。
(ただ、ここで気を付けていただきたいのは、そういう日々が全く以て意味がないということを言いたいのではないということです。ちょっと回りくどいですね。すみません。そのままだともっとできたなって後悔するタイミングが出てくると思うよ、ってことが言いたいんです。)

と言っても、多分99%の人には響かないと思います。
根拠がないとか、信じられないとか、そう思っている人なら、むしろ現状に極端に感謝することを1か月欠かさずにやってみてほしい。
僕の説が間違っているってことを証明してみてほしい。
(証明する前にあなたが素晴らしい何かを成し遂げること請け合いです)

現状に感謝できなくて何が成し遂げられようか。
少々乱暴な言い方になってしまって申し訳ない気持ちもありますが、これが僕の本心です。
そして、往々にしてささくれる僕の心を引き戻してくれる魔法の言葉です。

受験勉強のエッセンス=「過不足がない状態×実際の行動」

こんにちは。一昨医(ototoi)です。
投稿読んでいただきありがとうございます。
2月26日加筆しました。

受験生の皆さん、前期試験お疲れ様でした。
後期試験がある方は引き続き、体調管理気を付けてくださいね。
来年度受験される方、1年後には勝負かかってます。

勉強法を色々と各教科にわたって記していこうと思うのですが、共通していることはシンプルです。
受験勉強のエッセンス=「過不足がない状態×実際の行動」

なぜこういう考え方をするようになったのか、ご説明します。
大学受験や資格試験というのは、基本的には点数によって合格と不合格で線引きされますよね。
ある大学に合格しようと思ったら、必要なことはこれだけです。

  1. 試験を受けに行くこと。

  2. その試験で合格最低点を超えること。

すごく当たり前のことを言いました。
が、どんなに模試の成績や学校で優秀な人だとしても、その試験で合格最低点を越えられるかどうかは運です。

出た問題がたまたま全部「あ、これ前も間違えたけどなんだっけ」→たぶん不合格。
体調を崩した場合→パフォーマンスを出し切れない。
試験に遅刻した→お疲れ様でした。

つまり、自分にできることは、受かる可能性を上げるためにそこまでの準備をどれだけするか、ということだけなんです。
「どの問題が出るのだろう」とか、心配したって私がどうにかできる話ではない、だからベストを尽くせる部分でベストを尽くす。
例)苦手やあやふやなところを徹底してつぶす、体調管理に気を付ける、試験に間に合うように会場に行く。

すごく当たり前のことを言いました。(2回目)
でも、これができている人って案外少ないと思うんですよね、僕の少ない経験上であっても。
逆に言えば、この思考を取り入れて実践するだけで現状を変えられます。
人がやっていないことをやる、というのは何においてもチャンスです。

そのために必要なことが「過不足ない状態」ということです。
目標に対して適切な難易度の参考書、適切な助言を得ること、適切な難易度の大学に出願すること。
これらはどれも大切です。
国語の試験で英単語やったって意味ないでしょう?

模試の判定に一喜一憂しているあなたへ。
A判定(合格可能性80%越え)→5回受けたら4回合格最低点を越えられる
E判定(合格可能性20%未満)→5回受けたら1回合格最低点を越えられる?
そのギャンブル勝てます?自分を信じられます?
僕は信じられませんでした。

チャレンジは大切です。でもある程度の勝算は必要だと思います。
(それでもチャレンジする!という方は素晴らしい強さを持ってると思います。応援しています。)

では、あなたは過不足ない状態を手に入れました。
何をしますか?

そう、実際に行動することですよね。
参考書を積んでも意味なんてないし、出願しても試験を受けなければ受からない。
そうして準備をして初めて、合格可能性のサイコロを振れるんです。

僕が見出しで「合格のエッセンス」と言わなかったことに気付きましたか?
そう、受験勉強はあくまで手段であり、それを改善していくことが受験生の日々の営みなんです。

もう一度言います。
受験勉強のエッセンス=「過不足がない状態×実際の行動」
僕の意図が伝わりましたか?
この言葉の抽象的な部分は、自分で深掘りしてみてください。

受験勉強の目的=「自分の選択肢を狭めないこと」

最後に、僕なりの受験勉強の目的を述べていきます。

僕は小学生の頃はプロ野球選手になるのが夢でした。
それが何となく無理そうだなとわかり始めて、野球からは離れました。
同い年の選手がプロ野球に進むニュースを見て、羨ましいなと思いました。
でも、それは当然だよなとも思いました。
彼らは野球という分野において、とてつもない努力を重ねているとわかっていたからです。

僕は野球を選ばなかった、彼らは選んで努力した。
そういう、シンプルな話です。

受験勉強も同じだと思っています。
理由に大なり小なりの差はあれど、皆さんは受験を選んだ。
親に言われて嫌々とか、周りのみんなそうだからとか。
そういう理由でも、あなたが選んだんです。
自分の決断にはそれなりの責任は背負わないといけない。

まだやりたいことが決まってない人、いると思います。
僕もそうでしたし、何なら今でも決まってません。
そういう人ほど勉強するべきだと思います。
なぜなら、東大に行けば進振りまで時間的猶予が得られるからです。
一方で、ゲームに中途半端に費やした時間は何も生み出しません。

ちなみに、少し大学での勉強についても言及しましょう。
高校生までの勉強は、大学の勉強をするための土台となるものです。
僕は受験で物理・化学選択だったので、大学に入ってから人体のことを学ぶのに大変苦労しました。本当に留年一歩手前でした。
なんとかそれを乗り越えて、長期休暇に昔の教材を整理したとき。
高校時代の生物の資料集を見つけ、何気なく手に取ってみました。

「なんだこれは…」

僕が苦労した基本的事項、全てそこに書いてあったんです。
しかもとても分かりやすく。

確かに受験の時に教科書はかなり参考にしましたが、生物の教科書の存在は頭から抜け落ちていました。
このように、どこかで学びが繋がること、本当によく起こります。
勉強すればするほどますます。
(国語の読解能力、英語力は今でも自分の強みになっています)

文部科学省の教育方針や大学の教育方針は、その年代の皆さんが思っている何倍もよく練られています。
そして、そんなに練られている教材は、今後の人生でありません。(多分)それを徹底して利用することは、学歴だけではなく、間違いなく皆さんの選択肢を広げてくれることでしょう。

勉強すればするほど、自らの知的キャパシティが広がり、やりたいことを見つける時間的猶予も与えられる。
普通に考えて、コスパえぐいですよね。

とは言っても、勉強だけしろとは思いません。
If you do nothing but study , you will end up being narrow-minded.
バランス感覚はとても大事です。
僕は中学からバレーボールを続けていますが、その経験は間違いなく自分を形作っています。
また、頭でっかちの弊害も何度も経験しています。
これらについてはまた別に書きたいと思います。

3日にかけて書いた総論もこの辺で終わりにしましょう。
端的にまとめたつもりが、原稿用紙約10枚分とすっかり長くなってしまいました。意外と語れるもんですね。
この中で書ききれなかったことはまた都度アップしていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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