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国立大学医学部医学科に塾なしで現役合格する方法 ④僕が大学受験で塾に行かなかった理由。

こんばんは。一昨医です。
今日も投稿読んでいただいてありがとうございます。

勉強法シリーズなどでこれまで書いた内容と若干重複するかもなんですが、なぜ僕が大学受験で「塾なし」という選択をしたのかについて、お話したいと思います。

僕はとある中高一貫校の出身です。地元ではそこそこネームバリューがあるけど、全国で見ると弱いかなという感じの学校です。(完全に主観です)
スタートが6年計画の一貫校か、3年ずつの中学・高校かで話はだいぶ変わってくると思うので、当てはまらない方は参考程度に読んでみてください。


1.中学受験で得たものと犠牲にしたもの

塾に行きたくなかった大きな理由として、やはり中学受験は避けて通れないかなと思います。
僕自身は、中学受験したことは結果的には良かったと思っています。
今でも長期休暇などで遊びに行く程度には、母校LOVEな人間です。そういう学校と出会うチャンスがあったという点で、幸運だったなと思っているからです。
中学受験というか、中高一貫校のメリットだと思うのは、受験時期を分散させられることだと思います。受験勉強って結構自分も周囲も負担が大きくて、部活動や課外活動も含めてかなり多忙な13-18歳の期間に、2回も受験があることはいかがなものかなと正直思っています。年の近いご兄弟のいる家庭なら尚更大変かなということも予想できます。
小学校で6年、中高一貫で6年、医学部で6年、という6年サイクルは自分には合っているのだろうなと思います。それぞれ人間関係もしっかり作る時間がありますし、何か物事に取り組むにしても6年まとめてあった方がやりやすいかなと。

一方で、中学受験のためにそれなりに時間を使った結果、中学1年生の時の体力は軒並み全国偏差値40前後。もともと痩せ型だった僕が中1の夏休みの運動部でさらに7㎏痩せたといえばどれだけ体力が落ちていたかが伝わるでしょうか…
もちろん、中学受験によって保護者にかかる負担やコストも避けては通れないところだと思います。友達と放課後を使って遊べなかったりと制限も多くありました。中学受験自体はそんなに嫌な思い出ではありませんが、大学受験の時には極力塾に行かなくていいようにしたい、と中学に入学した当時は思っていました。そして6年後の大学受験が、1年、また1年と迫ってくるのをなんとなーく嫌だなと思って学校生活を送っていました。

2.勉強時間の絶対量と積み残しの話

ここからが本題なんですが。
9割と8割の違い |一昨医(ototoi)/国立医大生の勉強法と考え方|note
これを読んでいただければと思うのですが、いざ大学受験が本格的に視界に入ってきた高校生くらいの時に、いわゆる「中だるみ」というやつで、僕の成績はゆるやかに下降していました。
8割取れてる=2割積み残している
この状態が持続して結構積み残していたよなって今からしても思います。

そんなに成績が悪い方ではありませんでしたが、自分の感覚からしてなんとなくヤバいか…?とか思っていました。
そんな時にとある数学の先生が僕をクラス全員の前でしっかりディスってくれたんです。クラス平均を下回って、自分史上過去最低の点数をたたき出してしまったテストの時でした。
「お前とかがさ、こんな点数で本当にいいの?」
さすがにヤバいと思いました。
そこからは、出された課題を(ある程度)理解できるまで地道にやるようにしました。その結果、数学に何とか最後救われたのですが、あの時あの先生に愛のあるスイッチを入れてもらわなかったらどうなっていたかと思うと、とても恐ろしいです。

つまり何が言いたいかというと、
積み残したものは、良質な時間数を絶対的にかけて取り戻すしかない」
ってことです。

そのために塾に行くよりも、しっかり授業に取り組むことの方が大切じゃないかと思いました。幸いにも母校の先生は勉強熱心で、塾に行く必要がない(と僕は思いました)レベルの授業をしてくださっていました。

  • 自分が学校の授業もまともにこなせていないのに、塾でプラスαなんて積めない。

  • 学校で過ごす時間の方が圧倒的に長いのだから、そこでの遅れを短い時間の塾で取り返せるはずがない。

  • そもそもコストがもったいない。

そう考えた結果、大学受験という一大イベントまで、僕は塾なしで突き進むことを選択したのでした。

終わりに(デメリットとHome Message)

実際、部活動でまあまあ時間を使っていたことを考えると、やっぱり塾に行かなかったのは妥当な判断であったと思います。
ただ、受験情報とか模試選びとか、そのあたりでもしかすると塾に行っていた人たちより劣っていた部分はあったかもしれません。
あと、これはもう書いた内容ですが、この自習のやり方に固執した結果、大学では若干苦労しました。
失敗談① 塾なし現役で受かった医学部で危うく留年しかけた話|一昨医(ototoi)/国立医大生の勉強法と考え方|note

ただこれらは結局自分の勉強不足が招いたことだなと思うので、やっぱり自分のやっていることの精度は、その時々で自分で担保しないといけないなと、今はそう解釈しています。

塾なしという謎の連帯感を持って、一緒に勉強して合格した友人もいます。彼ら含めて、学校でみんなで受験勉強したのはやっぱり青春らしい
僕は結構好きな時間でしたね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。




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