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世界に一つだけのルアーを作ろう!
11月27日に知夫村で、「3Dプリンターを使ったルアー作り」イベントが開催されました。次の日には、作ったルアーで釣り大会が行われました。
以前、若者特集でインタビューをさせていただいた井上さんが企画に携わられているそうで、広報担当の2人で知夫村にお邪魔しました。その様子をお届けします!
▼井上さんのインタビュー記事
ルアーを作ろう!
知夫村で暮らす小中学生から、地元の方・数年前に移住してこられた大人の方まで、計7名の参加者のみなさんと一緒にルアー作りをしました。みなさんは普段から釣りをされるそうで、世界に1つだけのルアーにワクワクされている様子。
ルアー作りは、Gokigen Works代表の三枝さんと、京都3D研究会代表の根津さんに教えていただきました。
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3Dプリンターの材料は、植物由来のフィラメント「PLA」。おもに、トウモロコシやジャガイモなど天然素材から抽出して作られるバイオプラスチックです。寸法やプリント安定性に優れていて、扱いやすくなっているそうです。
まず初めに、ルアーをどのような形にするのか、紙に書いて考えます。少しねじった魚や、長細い魚、など愛着の湧く形に。
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3Dプリンターでは、魚の形のみならず、複雑な構造でも作れるそうです。タコの足もひょいと作れちゃいます。鎖のような足にすることもできます。
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さて、みなさんパソコンを使って形を整えていきます。一つボタンを間違えるととんでもない形になる(私が機械音痴のため)、緊張感漂う作業でした。
どんなルアーの形にしようかと考えてみたところ、
・海に浮かぶはずがないものを浮かばせたい!
・小中学生から注目をかっさらえる不思議な形にしたい!
と、この2つを組み合わせたルアーを作ることにしました。
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その形は! にんじんです!!
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カチカチ。fusionというアプリを使って、マウスを動かしながら形を整えていくのですが、これが難しいんです。画面で見るにんじんとそっくりに、プリントアウトしたにんじんが出てくるのでしょうか。いざ、プリンターへ。
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にんじんのヘタのへこみ具合もしっかり表せました。糸のような細さのバイオプラスチックを、丁寧に重ね続けて作られています。ほかのみなさんは魚の形を作られていました。
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プリントしてから、2つにわかれたものを接着剤でくっつけ、表面を磨いていきます。くっつけたところが目立たないように丁寧に。
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次に、機械を使いながらルアーに色を付けていきます。キラキラ輝いている銀色を使ったり、真っ赤な色を使うことができました。私はにんじんなので、オレンジの色を丁寧に塗っていきます。なんだかプラモデルを作っているような気分です。
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それでは!色をつけて完成したにんじんがこちら!
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ヘタの色にもこだわっていて、黄色や緑色を使っています。小中学生のみなさんが「にんじんじゃん!」と興味を持ってくれました。
完全に心を鷲掴み。無事人気者になりました。
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3Dプリンターには、夢が詰まっているなと感じました。スマホケースやオブジェなど、世界に一つだけの自分の好きなデザインを楽しむことができます。
小中学生のみなさんと、にんじんの形はもっと細長く!!と、ああだこうだ言い合って、作ったこともいい思い出です。必ずや、魚を釣りたいと思います。さぁ本番!!
ルアーで魚釣り!
翌日の2日目。青空の下、相棒のルアーを持って釣り大会にやってきました。「魚釣り?いつもやってるよ?」という顔をした参加者6名様。恐れ入ります。
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いいお天気の中、吹き荒らすあいにくの風。海の近くということもあり、寒い日でした。
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作ったルアーで、一番大きな魚を釣った方が優勝というとてもシンプルな釣り大会。賞品も豪華です。講師の方々が提供してくださいました。
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それでは釣り大会開幕です。
行け!我らがにんじん!
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にんじんが海に浮かぶ様は、小中学生に大人気でした。
「にんじんが浮かんでる~!」と何度言ってくれたことでしょうか。
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ハプニングもありましたが、真剣に釣りをした結果、どなたも釣れませんでした・・・。ちょうどお昼どきからの開催で、魚が釣れない時間帯だったんです。
賞品はみなさんで仲良くじゃんけんをしました。
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魚を釣ることはできませんでしたが、自分のルアーに愛着を持って、釣りに挑戦できて楽しかったです。そして、普段は海士町で暮らしているので、お隣の島に遊びに行くことができたのもうれしかったです。
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東京から来られた講師の方々、島で暮らす子どもたち、この企画を作ってくださった役場の方々と、同じ場所に集まってイベントをすることができてうれしかったです。もはや、都会にいるよりも、島にいるほうが珍しい体験ができそう!?なんて思ったり☺
島前地域ではイベントが多く開催されますが、みなさんが見守りあっているような、あたたかな雰囲気がします。
お隣の知夫村を訪れてみて、海士町とはまた違った空気感があるような気がしました。小学生から大人の方までみなさんが顔見知りだからこそ、教えあいながら、アットホームな温かみがあるのかなと感じます。
参加できて楽しかったです。みなさん、ありがとうございました!
▼知夫里島を紹介しています!
[文:嘉根(大人の島留学生 広報担当)]
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