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趣味:読書なのに、長編小説を読破できないのはなんでだろう?

 三日坊主になるだろうな、って予想が外れて自分でもびっくりしている。
 この投稿で6日間連続投稿らしい。あと1日で1週間。ちょっといいお酒でも飲もうかな。

 しかし、これを1ヶ月、2ヶ月……1年先やっていけるか、と言われれば分からない。
 書きたい気持ちが前のめりになっても、書くための養分が足りなければ出力は乏しくなってしまう。

 書くためにはなにより、読むこと、体験することが重要なんだと思う。
 なんて言ってしまうと、まるで読書が『書くための養分』でしかないように聞こえてしまう。
 そうではない。

 私はお世辞にも本を読むのが早くないし、飽き性もたたってなかなか完結まで読めた作品がなかった。
 長編なんかは特に。面白いんだけど、途中から話が分からなくなって、ぱたりと閉じてしまう。
 本を読むのは好きなんだけど、大好きか、と言われると自信がない。

 好きではあるけど、好きだと声を大にして言う自信がない。
 これはなかなかに辛い。

 なので自己分析をしてみることにした。
 なぜ、本を読むのに飽きるのか。
 飽きる理由は、いくつか考えられる。私の場合は、以下の理由だ。


1.難しくて理解できない本だった。
2.個人的につまらない本だった。
3.(小説に限った話だけど)メインのキャラクターが気に食わない。
4.(長編にありがちだが、)途中でキャラクターやストーリーがごちゃごちゃになる。


 このうち、1.は『興味が出てきたら、あるいは入門書等で学びなおしてから読み直す』、2.と3.は『読むのをやめる。気まぐれで読みたくなったらまた開けばいい』というように、既にスタンスは決まっていた。

 (3.は『どうして気に食わないのか』『読者はそのキャラクターのどこに惹かれたのか』考えながら読みすすめることが多い。それでも挫折することはあるけど)

 大事なのは、4.だ。
 人気作品ほど、長編として刊行される。人気、すなわち、ある程度の面白さが担保されている作品。
 なのに途中で読むのをやめてしまうのはちょっと、もったいない気がする。
 おそらく、私の『飽きてしまう読書』による悩みは、大体、『長編どう読むのか』問題に収束していた。

 ところで、私は小説に限らず、漫画を読むのも好きだ。

 最近だと、限定で無料公開されている『ゴールデンカムイ』や『フェアリーテイル』にハマっている。どちらも長編だ。

 私が、人生で一番初めに読んだ漫画である『MAJOR』も70巻超えの長編だし、初めて読み切ったジャンプ漫画の『BLEACH』もそれくらいの長さだ。
 長編を読む体力がない、というわけでもなさそうだ。
 

 長編小説と長編漫画。
 思うに、そこには、『物語への戻りやすさ』の違いがあると思う。


 長編小説は、それこそ舞台やストーリーの移り変わりを読者のイメージに委ねる。
 ゆえに作者によって定義された、絶対的な風景がない。
『赤いレンガの建物』と聞いただけでは、読者の想像するものにはバラツキが生じるだろう。
 ネット小説や挿絵のない一般文芸だと、キャラクターの容姿も想像する必要がある。


 そして、イメージは時間の移り変わりで変化する。
 波打ち際に描いた砂文字がさざなみにさらわれるように。


 その点、漫画は既に描写が確立されている。
 作者の描いたものが絶対なので、イメージが限定される。

 『限定される』と書くと、マイナスイメージに聞こえるかもしれない。
 確かに、読者に想像の余地がないのは漫画の欠点ともとれる。小説の良さは想像の余地が読者に委ねられていることだろう。

 しかし、イメージが固定されることでかえって、世界観に簡単にのめり込むことができるようになっているのかも。


 では、長編小説を読むとき、どうすればイメージが湧きやすいだろう。
 話の流れを、キャラクターの関係性を、物語の舞台をインストールしやすくするにはどうすればいいのか?

 ……話の流れを、キャラクターの関係性を、物語の舞台を完璧に我が物にできればいいのでは?
 振り返ってみて、自分がイメージしやすいように。

 ともなると手近にできそうなことは、これくらいだろう。


・読んだ作品の感想を書こう。ただし、『面白かった』ではなく、誰かにその面白さを伝えられるような感想を目指そう。


 昔、『インプット大全』という本を読んだとき、感想を前提でインプットをすると読み方が変わる、というのを見た。
 そのことを思い出して、この記事を書きながら、Kindleでポチった。ソースが曖昧なのは気持ち悪かったので…。
 そしたら、実際にそう書かれていた。安堵。

 著者である樺沢紫苑さんいわく、他人に説明できるレベルで読むことで、細かい部分まで注意のアンテナがたち、自然と読み方が深くなるとのこと。

 とりわけ、他人が読める媒体に感想を書くのがベスト。
 適度にプレッシャーがかかり、集中力を高めるノルアドレナリンが分泌されるからだ。

 また、同書では、アウトプットを前提で『深読』をするのが肝要だとも言っていた。
 『深読』とは、「内容について議論できる水準」で読む、ということのようだ。より具体的に言えば、飲み会でその作品の話題で10分~20分くらい盛り上がれる…くらいの水準だという。

 確かに、そこまで深く読めたなら、読むのに飽きることも少なくなりそうだ。
 だって、深く掘れば掘るほど、その作品の面白いところが湧き上がってくるのだから。


 読書にも、その面白さをぐっと引き上げる技法があることを再確認した。
 私は面白い作品をもっと楽しむために、その技法を取り入れることにした。

 とりあえず、今週から1つ、私は私に、宿題を課してみることにした。

・読書感想文(IN note) 

 題目『一瞬で人に好かれる6つの秘密』

 なぜこの本にしたのか? たまたま今日、会社からの帰り際に図書館で借りたからだ。
 『一瞬で人に好かれる』というタイトルのキャッチーさと、表紙の笑顔が可愛らしい女の子に目が奪われて、私は気づいたら貸し出しカウンターに本を差し出していた。一発目から物語ではないけれど、たくさんのことが吸収できたらいいな。

 noteのいいところは、簡単に決意表明ができること。
 そして、周りからの反応が絶えないから、ちょっとした緊張感が保てること…なんて。


 毎日更新6日目ながら、そんな気がしている。

 これからも気軽に決意、表明していこう。

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