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わたしの「こどもとはたらく」 <働く編>

オトナリラボをはじめて「こどもとはたらく」というキャッチフレーズや子連れで仕事をすることを打ち出していることで「芳野さん自身も子連れで働かれていたんですか?」と尋ねられることがあります。

今回は、わたし自身の経験について書いてみようと思います。
長女が生まれてから「こどもとはたらく」の出だしはこんな感じです。

・長女1歳6ヶ月で会社復帰。それまで父の会社でデザイナーとして勤務していたところ、諸事情により経理手伝いに。(実母の担当の手伝い)
・保育園入園(毎日保育)は家族に反対され一時保育と子連れで実家へ出勤。
・二女の育休は1歳ごろで復帰。長女より早かった。
・相変わらず長女は一時保育通いだったので、いっときは二人とも一時保育。長女だけ保育園の日、二人とも保育園の日。があった。
・長女毎日保育は年中から。でも二女は一時保育のまま。
・その頃「週2回は会社に出勤する」という目標だったので、二女が一時保育ない日はおばあちゃんに会社の近くの児童館に連れて行ってもらい、何とかしのぐ。
・二女保育園入園は、2歳児から。

こんな感じで、復帰から4年間ぐらいは週1日〜3日ぐらい勤務で、子連れで働く事もあり、保育園に頼ることも有り、どっちも有りで仕事する。案外珍しい事だと最近気付きました。
子どもの体調が敏感だったので、基本的に体調最優先な働き方とも言えます。
当時、会計業務の上司は母でした。が、子どもが熱出して保育園に行けず実家に預けようとしたら「子どもがしんどい時は家に居ろ」ということで拒否られ、出勤出来ず。一方、従業員最年長者は子どもなし男性だったので、子ども都合で出勤出来ない事を呆れられ。板挟みで仕事を休む事がストレスな日々でした。
会社のなかも、別にわたしが居なくても回る状況だったので「会社に居させてもらってる」感ありありで、何のために仕事に行っているのか、自分でもよく分からない状況でもありました。

姉妹2人とも保育園に入りお迎え5時半になった頃に、会社の方も従業員が増えて来て、労務手続きを担当するようになりました。その流れで就労規則や社内の勤務ルールなどを見直す事になり労務や働き方に関心を持つようになりました。
関心持てる事があって仕事になるならそれも良いかな。という時期でした。

上の子が小学生になり、これまた家族の方針で学童保育に預けない事になりました。
長女1〜2年生の間は、週1回おばあちゃんにお願いして子どもの帰宅を出迎えてもらう日と、小学校の放課後教室がある日以外は半日で帰って、午後は在宅勤務。という方法をとりました。
こういう勤務ペースも、自分でルールや環境を作って実行していました。
この頃には、目標とする作業が達成されていたら、会社でも自宅でもどちらで仕事をしていても特に文句は言われない。と言う状況でした。

一方、社内でほぼ1人で「自由な働き方」をやっていたので、反感を買っていた部分もあったと思います。でもその分、従業員から個人の事情で在宅勤務をしたいと言う場合や、妊娠・出産の場合、海外留学をしたい、など柔軟に社員1人1人の話しを聞いて、働き方を考えてきました。

柔軟な働き方は人によっては「自分勝手」と取られがちですが、結果的には「お互い様」。
個人があって仕事があって、働く人が居るから会社もやっていける。
自分の仕事は、そのための方法やルールを整えるのが役割。そうして多彩な人材で良い会社が築けたら。と思う時期でした。

わたしの「こどもとはたらく」は「自分の働き」を考える日々。
いつでも納得行くものではなかったけど、振り返ると「継続は力なり」。
子どもを優先にすると仕事を諦めざるを得なくなる。
そこをかなり強引ではありますが、仕事を続けられる機会を与えられ、かたちにしてきました。
そんなノウハウが役立つ事があると良いな。と最近は思っています。


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