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英語でビジネス:辞める時に送る言葉はWISH

このnoteを読むと、願う時に使う言葉"HOPE"と"WISH"の違いがわかり、英語が数倍面白く感じます。



先日は、取引先のアメリカの会社で人が急に解雇されたのが衝撃的で突然人がいなくなったということをシェアしました。

突然いなくなる人もいましたが、ちゃんと辞めることをお世話になった人に伝えて去る場合だってもちろんあります。そんな時に、皆さん共通して口にする言葉があります。

I wish you all the best. ご多幸をお祈りいたします。

相手の幸運を祈る時に使う、決まり文句です。丁寧だし、言われて悪い気持ちはしないですよね。

"WISH"というのはお願いや、祈りを表す言葉です。お祝いや門出にふさわしいので下記のようにも使われます。

I wish you happiness.  お幸せに!


このように、"WISH"は気持ちを込めて伝えることができるとても便利な単語です。

願う時に使う言葉は、他に"HOPE"もありますが、"WISH"とのその違いはご存知ですか?

今日は、違いについて具体的な例を挙げながら説明したいと思います。


まずは、WISHから。

1. 切望する、起こってほしいことを願う

つまり、I wish you all the best. というのはとにかく「そうなって欲しいな」と思って願っているのです。

また、下記のように名詞としても使います。

wish list  欲しいものリスト
death wish  自殺願望


お願いごとをするときはこんな風に言います。

流れ星がサーッと流れた時とか、お誕生日ケーキのろうそくを吹く時です。

Make a wish! 願い事をして!


単純なお願いのほかに2つめの意味があります。

2. 事実に反することに対してして願う


こんな風に使います。

I wish I were a bird.  鳥だったらいいのに。

いやいや、なりたくても鳥には絶対なれないっしょ、っていう時です。


また、できないことをCAN NOTを使わずに表現することができます。

I wish I coud.  できたらいいけど(でもできない)。

ちなみに、事実に反することに対してして述べるこの用法は「仮定法」ですので、過去形になります。


それに対して"HOPE"は

hope  叶うどうかわからないことを願う。また、これれから先のことや状況が分からないことについて願う時に使う。


願ってるけど結局どうなるかはわからないという単なる希望を表現しているなので、ふさわしい訳は「だといいけど〜」

I hope to hear from you soon.  早めの連絡お待ちしております。

一般的な挨拶の表現ですが、「連絡すぐくれるかわからないけど、すぐくれたらいいな」というニュアンスが含まれます。WISHのように、切に願っているわけではないのです。


下記の例でも、さらにイメージを膨らませてみましょう。

I hope you are doing well. お元気でしょうか(元気かどうかわからないけど、そうだといいですが)。


 このように、WISHとHOPEはビジネスの挨拶文で非常によく使われます。

決まり文句として覚えておくのもいいですが、違いをしっかり理解して使うと視野が広がりますよね。

また、少しずついろいろなことをシェアしていきたいと思います。






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