"オトナインターンシップ"は静岡になにをもたらそうとしているのか?
みなさん、こんにちは!
静岡新聞社 地域ビジネス推進局 生活情報部です。
昨年度、新しいチャレンジとして取り組んだ”オトナインターンシップ”
各方面から多くの反響をいただきました。
静岡に新しい風を吹かせることができたのではないか、とちょっとだけ思っています。
↓HONE桜井さん・責任者の梅原・企画担当の岩上の事後インタビュー記事
このインタビュー記事で、こんなこと書きました。
そうなんです。実はこの時(22年2月)既にオトナインターンシップは継続企画になることが決定していたのです。
ということで、長らくお待たせしました。
と大々的に告知したいところではありますが、第1弾と同じ内容で、この企画が静岡県の「働く」をおもしろくできているのだろうか。一人前になるには何が必要なのだろうか。と自問自答する日々が続いておりました。
今回は予告編。
第2弾までの葛藤と、そこから見えてきた「オトナインターンシップは静岡になにをもたらそうとしているのか」について書きたいと思います。
時を戻そう
インターンシップ実施企業様への企画終了報告が一通り完了し、第1弾が無事に幕を閉じた2月。社内向けレビューと次年度の企画を検討する中で、そもそもオトナインターンシップがもたらす効用はなんだろうかと改めて考えてみました。
私たちがオトナインターンシップで目指すありたい姿は「働く人も雇用する人もお互いが幸せになれる」ということです。
逆説的に考えると、今はそういう状態になっていないのでは?という仮説が立ちます。
もちろん全員とは言い切れませんが、少なくとも転職後、「人間関係」、「社風・企業文化」に起因する悩みが多いということは、調査でも判明しています。
次のキャリアを目指す中で、精いっぱい努力して選考を通過して希望を持って入社した会社の社風・企業文化に悩んでしまうことはとても悲しいことです。これは入社した本人のみならず、雇用する側も同じ感情を抱くことになります。
いわゆる就業条件以外のミスマッチを減らし、自らが望むキャリアを歩めるか、はたまた雇用する側が期待するパフォーマンスを全うできる環境を提供できるかは片方のみならず双方の望みであると感じています。
オトナインターンシップの効用は、お互いを深く知ることができる場であり、目指すのは就職・採用の先にあるお互いの幸せを実現することです。これこそが静岡をより魅力的な県にする手段の1つだと私たちは信じています。
もっと求められる企画にしたい欲が湧いてきました
第1弾をレビューする中で、こんな疑問が浮かんできました。インターンシップ参加までの導線を省略し過ぎたのではないか、と。
note記事を通じて、募集企業の魅力や現在の課題、インターンシップで行いたい情報を発信しましたが、一方的な伝え方だったのではないか、と。
果たして記事をご覧いただいたみなさんの声をしっかり受け止められていたか、と。
私たちは「マスコミをやめる」と21年1月に宣言しました。
同じものを同時にたくさんの人に届けることがマスコミの役割だとしたら、手段が新聞・テレビ・ラジオにWebがプラスされただけでは、一方的な情報提供という状態は今までと何ら変わりありません。
私たちは、会社としてこんな宣言をしちゃった以上、今までの方法論から進化しなければならないのです。オトナインターンシップをもっと進化させ、よりみなさんから求められる企画、言い換えると1人前になるためには何が必要なのでしょうか。
もっと一人一人に寄り添ってキャリアについて考える機会を設けるべきなのではないか、というのが今回私たちが出した答えです。
オトナインターンシップが進化します
そこで第2弾では、各企業のインターンシップの前にイベントを開催します。題して「自己分析ワークショップ」。
本日、ご覧になっているみなさんに向けて、ちょっとだけ情報を先に公開しちゃいます!
このワークショップでは、カードゲームで楽しみながら、参加されたみなさんに以下のお土産を持って帰っていただきたいと思っています。
そして、ご希望の方にはインターンシップ後に「キャリア面談」を実施します。
この面談では、専門的な知識を有した国家資格を持つキャリアコンサルタントからインターンシップにご参加いただいたみなさん一人一人に寄り添って今後のキャリアを一緒に考えていきます。
「自己分析ワークショップ」と「事後キャリア面談」を通じて、今まで以上にみなさんが叶えたいキャリアの実現に向けたお手伝いをさせていただきたいと思っています。ご参加を心よりお待ちいたします。
採用担当のみなさまへ
現在ご参画企業様を募集しています。以下のお悩みがある場合、オトナインターンシップをご検討ください!
・現在利用している転職者向けのサービスでは思ったような成果が出ない
・入社後の定着率に課題がある
・事業に関する新しい人脈、アイデアを求めている
※静岡県内に本社または事業所がある企業様に限らせていただいております。ご了承ください。
次回は、オトナインターンシップの進化にご協力いただく静岡キャリアデザイン塾さんとの対談をお送りしたいと思います。乞うご期待!
オトナインターンシップ第2弾の詳細は7月1日に公開予定です。