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視覚に囁く『小ご絵』

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いつも大きくて立派な扉ばかり見せられてきたように思う。 深く考えることなく、大きくて立派な扉ばかり追いかけてきたように思う。 だけどいつもうまく開けられるわけじゃない。 ある… もっと読む
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2024年5月の記事一覧

優先事項。

 世の中、現金比率が減って、行くとこ行くとこ、どこもかしこもポイント制になっちゃって。お…

橙。

 仕事でなければ行かないところがある。横浜だとか新木場だとか、休みの貴重な時間をそこに費…

にゃおん日記ーー日々の在り方。

 颯爽と生きる。  いや、颯爽とした生き方をしたいと常に願っている。  理想はいつだって…

にゃおん日記ーー猫ごころ。

「雨の日は嫌いだけど、濡れるのがイヤだからこんな日は出かけないだろうってタカをくくられる…

寝だめカンタビーレ。

 早起きしなきゃならない前の夜は、よく眠れない。仕事なら、遅刻できないんだもの。遠足なら…

どうする? いちど死んでみる?

 死とは、再び開くと信じて疑わない瞬きを最後に、二度と瞼が開かなくなった瞬間に訪れる。 …

いつかは「食っちゃ寝る」だけの犬猫のように暮らしたいなあ、と昭和の人は思ってた。

 昭和回帰がちょっとしたブームになって久しい。終わってしまったものへのノスタルジックとはちょっと違う。不透明な行き先に道を見失ってしまっているのかなあ。近過去を辿ることで、もやの立ち込める未来への壁をぶち破ろうとしているのかもしれない。いや、それとも少し違う気がする。  味わい。生きることで得られるテイストみたいなものを追いかけているというのが、なんとなく近い解答のような気がする。  たしかに昭和は、令和にはない、出汁の効いた和製スパイスの味がする。  規制が緩く、どん

予知能力。

 今日は傘のイメージが浮かんだ。晴れているし、予報も心配ないと言ったけど、念の為の折り畳…

人生って……。

 人生に迷いはつきものさ。    ふたつのうちひとつ選べば、後悔がもれなくひとつついてくる…

いまを生きる。

 三寒四温でゆるんだ冬が春になり、こんどは三涼四暑で今年の夏が生まれようとしている。予報…

不束者のお願い。

 たかが仕事。精魂込めて仕事で結果を出したって、手放しで歓喜するのは会社のほうで、労働者…

長い休暇が終わってふと思い浮かんだこと。

 下手すりゃ夏の盆休みより長いGWが終わってしまった。どうしよう。  しばらくは真面目に汗…

男の側にある。

 細かいことに目配せ気配りを求められ卒なくこなすことができるのに、小さな厄介ごとに病むと…

女の側にある。

 日雇い肉体労働に女の姿がある。筋骨隆々とは対極の華奢だが、荷を担ぐ影に怯みも迷いもない。強靭そのものだ。ひ弱な男と比すると期待をはるかに上まわる躍動がある。額の汗は作業で舞い上がる埃を呼び汚れ、日焼けを覆う黒さを顔に広げ、だからよけいに時折りこぼれる笑顔の歯並びが光輝を際立たせていた。  女は男以上だった。男女同権を謳う前に、しかとその目を見開いて現実を受け止めてみるといい。男女の間に線など引かれてはいない。肉体労働に適した人材を希望者の並び順に掬い取れば、そこは求めらる能