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視覚に囁く『小ご絵』

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いつも大きくて立派な扉ばかり見せられてきたように思う。 深く考えることなく、大きくて立派な扉ばかり追いかけてきたように思う。 だけどいつもうまく開けられるわけじゃない。 ある… もっと読む
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2021年7月の記事一覧

第二波の襲撃。

 この星の住人は、「開拓」という謳い文句に陶酔し、裏にしまわれた略奪という真実に目を瞑っ…

宇宙人としての地球人。

 NASAが発表するまでもなく、未確認飛行物体はいっぱい知っているもんね。  こんなのとか。…

自主帰省。

「じいちゃん、今年もひとりで帰っておいで」 (一緒に、いらっしゃぁ〜い) 「おいでって言…

残された重荷の4日間。

 世の小中高大専門学校、幼稚園と保育園、学童保育までどどーんと夏休み。  大人になっちゃ…

仕事というものは。

 仕事は生活の糧か。  人として生まれた者の天命か。  そして社会の、なるべくして組み込…

「家でじっとしてなさい」

 4連休、そうは言われても、守れなかったのは子どもばかりじゃないようで。  気持ちはわか…

手のひらに太陽を。

 すぐそこに土用の丑の日。でもさ、自宅仕事が続くと猛暑に体力やられないんだよね。精をつけるといったって運動しているわけでもないから、へばっていないカラダを元気にするというのもねえ。新陳代謝がセーブ状態なものだから、そんなにお腹も空かないし。300グラムのステーキがつんとイキナリ食らってたあの頃が懐かしい。  それでも、元気なわけじゃない。元気はない。ゴールデン・スコア方式で延長戦も2分を超えると、手に汗握る拳に自分でも驚くほどの力が入るけど、生命力の抑揚が、なんというか、死

ぶつけようのない悔恨。

 負けて泣くなら諦めもつくだろうが、出られず流れる涙は、ぶつけようもなければ踏み石にさえ…

自分の原点について考えたことってある?

 夏休み。  「若い頃は、毎朝通ったもんじゃ」とじいちゃんが言う。  懐かしさに細めた目…

我慢三重奏の祝日。

 石の上にも3年と言うけれど、石に敷かれたような年月を3年も過ごしてしまうと、人間が変わ…

今夏こそ。

ふるさと離れた人たちは、今年の夏こそ晩夏であっても帰りたい。

人はひとつじゃない。

 どれにしようかな、神様の言うとおり!    現実は自由意志とは裏腹に、予期せぬ自分が現れ…

憧れの地球航路。

 ウシ、ブタ、ヤギ。地上の哺乳類家畜はおよそ50億頭。ニワトリ250億羽。  野生種との比率は…

初メル。

 日本人はものに価格をつけるのが苦手。  見本があればいい。でも、誰も出品してないと、てんでわけがわからなくなる。レジ打ちの数字がこんがらがって、見様見真似の当てずっぽう。高けりゃ誰も買わないだろうが、安くしすぎて大損こいた、なんて下手は撃ちたくない。どきゅん。撃たれて野垂れ死になんて、洒落にもなりゃしない。  そこでだ。あれこれ考えた。  自分にとってこれはいくらの価値がある?  自分ならいくら出す?  それをひとつの解答に。  納得ずくの導出点だもの、後悔したって高