それぞれの父子の形に寄り添う「父の日IPA」
私は、贈れないけれど毎年、父の日が近づくたびに、少し憂鬱に似た感情を抱く人は少なくないだろう。テレビをつければ、仲むつまじい親子が笑い合い、SNSを開けば、普段は言えないありがとうを添えたプレゼントの写真が投稿されている。
微笑ましいな、素敵だな、そう思う反面、激しい嫉妬心に襲われる自分がいる。そんなことは認めたくはないが、きっと本当は、羨ましくて仕方がないのだろう。
父の日がやってくるたびに思う。特段良好でなくても良い、ただただ普通の親子関係を築きたかった、と。そうすれ