クッキーへの道すじとなる、パッケージ〜街のクッキー屋が作る3年保存クッキー「おともクッキー」完成への道のり⑦〜
埼玉県北本市のクッキー屋「クル」の店主ナオです。
ここでは、街の小さなクッキー屋が長期保存可能なクッキー
「おともクッキー」を開発していくプロセスを包み隠さず記しています。
前回の記事で書きましたが、クルの長期保存缶のネーミングは「おともクッキー」に決定しました。
いよいよパッケージデザインを決めていきます。
ネーミングもそうですが、何より大切となるのがパッケージデザイン。
どんなに素晴らしい商品を作っていても、パッケージがどのようなものかによっては全く手に取ってもらえなくなってしまいます。
パッケージは商品までの道筋となります。
この商品を手に取ったらどんな気持ちになるのか、
それはパッケージデザイン次第だと言っても過言ではありません。
デザイナーの清水さんと決めたおともクッキーのデザインコンセプトはこちら。
いざ、何かがあったときに手にとるのはもちろんなのですが、
普段は備蓄しておくものなので、まず「家に置いておきたい!」と思ってもらえるようなデザインにしたいなと思いました。
あとは誰かにプレゼントしたいな、と思ってもらうことで、防災について話すきっかけになったり、「あなたのことを大切に思っていますよ」というメッセージになるのではないかな。と考えました。
清水さんからたくさんのデザイン案をいただき、相談していきました。
前回のネーミングの記事で、「クル」というお店から離れて、おともクッキーそのものが知られていく存在になってほしい、ということを書きましたが、
クルの根底にある「クルっと人と人が繋がっていくような、その間にクルのクッキーがあったらいい」という想いは、言葉にせずとも込めていたいなと思っていました。
その想いを表現してくれた、クッキーが輪になってつながっているようなデザインの方向性でいくことにしました。
何より、そんなコンセプトを感じさせなくても、
「普通にかわいい!」と感じた自分の感覚を何より大切にしました。
この感覚ってすごく重要だなと。
パッと見て、「わあーかわいい!」と思ってもらえる。この気持ちにコンセプトなんて不要です。笑
このデザインを見てそう感じました。
背景の色、文字は英字か、ひらがなか?
水色とかは災害を連想させるかもしれない、とか
状況を決めつけるような柄はやめよう、とか
「どんなことを伝えたいのか、どんな気持ちになってもらいたいのか」
ということをじっくりと話し合い、決定したパッケージはこちらになります!!
目を引く可愛さがありながら、押し付けがましくないように。
食器棚に置いていてもかわいいし、慌てている時でも目に入りやすい。
ずっとお店のデスクに置いてありますが、「かわいいな〜」と思って見ています。笑
こんなふうに、外蓋の中にメッセージが入っています。
この缶への思いなどを綴っています。
(上のパッケージのデザインは、クラウドファンディングにご参加いただいたみなさまへの特別デザインです!)
メッセージのデザインは、ここでは内緒です。
ぜひお手に取った際に読んでいただけたらと思います。
次回は、クッキーの製造をしてくださっている前田食品さんへの取材へ行ってきた様子をレポートしたいと思います!
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