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転職後に適応障害や休職してたのはバレる?【ばれる可能性は0じゃない...】

皆さん、本日もお疲れ様です。

こぺです。

以前、適応障害を患っていることや休職していることは正直に伝えた方がいいという記事を書きました。

その中で、「転職後に適応障害や休職について不信に思われた方が、その件を問い詰められ、最終的に退職を促されてしまった」という事例をご紹介しました。

まだお読みではない方はぜひ、ご覧いただけると嬉しいです。

では実際、適応障害や休職していた事実が会社側にバレるケースはあるのでしょうか?そしてもしバレてしまった場合に、処分されることはあるのでしょうか?

・どうせ自分はバレないだろう
・もしバレてしまったらどんな目に合うのだろう

今回の記事では、このようにお考えの方に向け、その可能性の有無やリスクについてお伝えできればと思います。

※ちなみに僕は「バレる」という言葉が大嫌いです。やましいことさえなければ使われない言葉なので...。

バレるかバレないかを気にするくらいなら、事実を伝えておいた方が楽です。これだけは先に断言しておきます。

また、僕は決してあなたを脅すために書いているわけではありません。可能な限り、あなたが抱えるネガティブな要素も含めて採用してくれる企業に出会ってほしくてこの記事を書いています。

転職活動は実際厳しいし、僕の発言はかなりの綺麗事かもしれません。

それでもあなたには働きやすい環境で、前を向いて過ごしてほしいので、正直に伝えることをおすすめしています。

それだけはご了承願います。では、書き進めてまいります。

転職後に適応障害や休職がバレる可能性は限りなく低い

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さくっと結論です。

適応障害であることがバレることは、あながの口から言わない限り99.9%ありません。
※ただし転職後にも定期的な通院が必要な場合は、隠し通すのは難しいかもしれません。

基本的にバレるとすれば「休職していたことが発覚→原因が適応障害だったと発覚」という順序でしょう。

そして、可能性が低いとはいえ、休職していた事実がバレることは十二分にあります。

では、一体どういった経緯でバレてしまうのでしょうか?
バレてしまったらあなたはどうなってしまうのでしょうか?

適応障害や休職が転職後にバレる原因は?

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上述したように、両者のうちバレる可能性が高いのは休職をしていた方です。適応障害であることが直接的にバレることはないでしょう。

その原因は大きく下記の2つでしょう。

・源泉徴収票の金額や住民税の徴収額が不自然(主にはこっち)
・転職前と転職後の会社に繋がりのある人がいて噂から発覚する(レアケース)

それぞれ見ていきましょう。

・源泉徴収票の金額や住民税の徴収額が不自然(主にはこちら)

休職が発覚する理由としてメインなのはこちらでしょう。
転職先の会社で年末調整を行う場合、転職後に前職の源泉徴収票の提出が求められます。

■年末調整とは
会社が給与を支払うときに、従業員の給与や賞与(ボーナス)から所得税を徴収することが「源泉徴収」です。本来徴収すべき所得税の一年間の総額を再計算し、源泉徴収した合計額とあらためて比較することで、「過不足金額」を調整することが「年末調整」です。仮に余分に源泉徴収をしていた場合、その差額は従業員に還付される、という仕組みです。
引用:freee(年末調整の基礎知識)

会社にもよりますが、基本的に休職期間中あなたへの給与支給はされないはずです。なので、源泉徴収票を提出した際に在職期間と所得額がかけ離れていると、転職先の会社に疑念を抱かれる場合があります。

また、一般的に住民税は「特別徴収」といって給与天引きの形をとります。住民税の課税対象は前年度の所得となるので、休職期間の影響でその額が不自然に少ないと「ん?」と思われる可能性があります。

※住民税については下記をご覧ください。

もし、その理由を問われた際、恐らくしどろもどろな回答になってしまい嘘をつき通すことは難しいかと思いますし、隠し通すのは単純に新たなストレスになるでしょう。

・転職前と転職後の会社に繋がりのある人がいて噂から発覚する(レアケース)

こちらは上記の源泉徴収票の例と比較すると本当に稀だと思います。ただ、僕たちが思っているよりもずっと世間は狭いです。

今やリアルな繋がりがなくともSNSで繋がり他人の情報が手に入る時代です。偶然にも前職場の方と転職先の方に繋がりがあってバレてしまう、という可能性を一切否定することはできません。

ちなみに、「転職前後の会社間のやり取りでバレるのでは?」とお考えの方、原則それはないと思っていいでしょう。

企業の個人情報に関する扱いはかなり厳しさを増しているため、外部へ社員個人の情報が伝えられることはまずありません。

まとめると、どれだけあなたが隠し通そうとしても、そのリスクを0にすることは不可能に近いです。せっかく転職できたのを無駄にしたくないのであれば、そういったリスクは無くしておくべきでしょう。

唯一リスクを0にできるのは、「初めから事実を伝えておくこと」だけです。

ぜひ面接の段階でありのままを伝え、それを受け入れてくれる会社を探すべきです。

転職後に適応障害や休職がバレた場合の処分はある?

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では、実際に転職後に隠していた事実が発覚した場合、あなたに処分はあるのでしょうか?

これに対する答えは「転職先の企業による」です。大変申し訳ないですが、ないともあるとも言い切ることはできません。

冒頭でも述べたように源泉徴収票から休職を問われ退職を促されたというケースもあります。

ただ通常は、休職や適応障害を隠していたことにより、内定取り消しや解雇といった処分を下される可能性は低いです。ただ、それも企業によりけりなので、ケースバイケースになります。(面接などで聞かれたにも関わらず嘘をついたとなると、詐称とみなされ処分の可能性が高まるでしょう)

「絶対に処分がない」とは言い切れないというのが、実のところです。

しかし、隠していた事実が後から発覚するようであれば、もし処分がなくとも会社側はあなたへの不信感を募らせることになるでしょう。それだけは肝に銘じておきましょう。

「聞かれていないから答えなかった」という言い分もあるかもしれませんが、自分に不利な情報を隠していたという事実には変わりません
※下記に参考になりそうなサイトを貼っておくので、ぜひご覧ください。

転職後に適応障害で休職していたことがバレないようにするには?(非推奨)

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ただ、やはり現在はコロナウイルスの影響もあり、求職者にとっては厳しい状況です。焦りも相まって自分にとって不利になる条件を隠し通したいという気持ちも理解できます。

なので、ここまでお伝えしても絶対に隠し通して転職したいという方に向け、バレないためにできることをお伝えさせていただきます。

※しかし僕はどれだけ転職活動が難航しても、この方法はおすすめしません。そのため、もしトラブルになった場合は自己責任でお願いいたします。

その方法は、下記の通りです。

◆源泉徴収票の提出をしない
①源泉徴収票の提出が必要ないタイミングで入社する
②自ら確定申告を行う(年末調整を行わない)

◆住民税を普通徴収(自分で支払うパターン)にする

それぞれ簡単に解説していきましょう。

◆源泉徴収票の提出をしない
①源泉徴収票の提出が必要ないタイミングで入社する

前職の源泉徴収票を提出するのは、転職先の会社で年末調整を行うためです。年末調整は1~12月の間に源泉徴収されていた金額の過不足を調整するものなので、前職の最後の給与支給が前年の12月、そして転職先への入社が1月以降なら提出の必要がなくなります。

ただし、このことを隠すためだけに転職のタイミングが限定されるデメリットの方が確実に大きいでしょう。

②自ら確定申告を行う(年末調整を行わない)

何度も申し上げましたが、源泉徴収票は年末調整に使われます。つまり、ご自身で確定申告をする場合には提出の必要はありません。

しかし、提出しないことで副業禁止の会社であれば副業を疑われたり、また違った疑念を抱かれる可能性があります。

◆住民税を普通徴収(自分で納めるパターン)にする

住民税の金額も休職がバレる原因の一つでしたね。これを避けるには、転職初年度の住民税の納税方法を「普通徴収」にすることです。

ただ、原則として住民税の納付は「特別徴収(給与天引き)」が義務付けられているため、隠し通せるかは定かではありません。

以上の方法が、適応障害による休職の事実を隠し通すための術ですが、どれにも欠点があるので、やはりおすすめはできません。

まとめ:転職後にバレるのが怖ければ初めから適応障害も休職も正直に伝えよう

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ここまで「転職後に適応障害や休職がバレるのか」ということについて書いてまいりました。

簡単にまとめさせていただきます。

・転職後に適応障害が直接的にバレる可能性は99.9%ありません。休職していたことから発覚することがほとんどです。
・ただし、休職していたことがバレる可能性が一切ないわけでありません。またバレた場合に、退職勧奨や解雇といったリスクも絶対にないとは言い切れません。
・バレないようにする術もありますが、やはりどれも100%ではないのでおすすめはしません。

そして何よりも、せっかく転職できたのにそのことに怯えて、あなたが新たなストレスを抱えてしまうことだけは絶対に避けてほしいと思っています。

なので僕は、あなたが正直に転職活動を進め、気持ちよく働ける職場に出会うことを願っております。

確かに精神疾患で休職していたことは選考では確実にマイナスに働きます。しかし、正直にネガティブな面を打ち明けた上であなたの長所を評価してくれる企業は必ずあります。

むしろ、そのような弱みをちゃんと伝えてくれたことを評価してくれる可能性もあります。適応障害を抱えていても休職していても転職活動は成功させることができます!

この記事はあくまでも「後々バレる可能性は0%ではないよ」という話です。僕自身、その数%のリスクが怖かったので、同じ不安を抱える人にとってこの記事が参考になれば幸いでございます。

また、適応障害や休職を伝えずに内定を貰った方や転職した方も全然怯える必要はありません。転職先があなたを評価して採用してくれたという事実は間違いありません。

堂々と胸を張って、新たな環境で心機一転頑張ってください!

では今回のは以上とさせていただきます。
また次回の記事で(^^)/


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