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「あぶない叔父さん」(麻耶雄嵩)

 今回もまた久しぶりの投稿となりました。お酒を飲みながら卒論は進められるのか、に挑戦していますが、さすがに文章を書くことは憚られますので、論文を読んでいたところです。では、卒論以外なら「書いて」もいいのではないかと思い、今このnote記事に取り掛かっています。

 そんな理由で書き始めましたので、内容も特になかったのですが、そこで最近読んだ本の「読了記事」でも書こうかと思います。


「あぶない叔父さん」(麻耶雄嵩)

 麻耶さんといえば、本格派ミステリーながらまともな探偵など存在しないイメージでしたが、今回もそれがあてはまるでしょう。ネタバレにもなりますが、この叔父さんが殺人犯であり物語の謎を解く「名探偵」でもあるわけです。高校生らが登場しますがこの数人の関係がまた物語を面白くする。短編ながら全体としてのまとまりのある面白い作品でした。

ただ、どこか物足りなさを感じてしまっているのは、「叔父さん」側の人間になってしまっているのかもしれません。全体として大きな事件を抱えるわけではないという印象でしたが、振り返れば何人もの人が亡くなっており、それを「あたりまえ」であると流してしまっていたのかもしれません。

麻耶さんの作品では表現しがたい「気持ち悪さ」というか、「人間離れした行動」が散見しますが、それの虜になってしまったようです。

昔から「米澤穂信さん」のファンでしたが、麻耶さんも追ってしまっている自分がいることに気づきました。今は「隻眼の少女」という作品を読んでおり、少し長めの物語ですが、気づけば1時間2時間と過ぎているという日々です。



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 最近敬体で書くようになったこともあり、普段の記事との比較はなかなか難しいですが、自分ではお酒の影響はあまりないのかなと思っています。確かにたくさん飲んでいるわけではありませんが。

しかし、できたからといって飲みながら卒論を書くなどということを始めれば、いよいよ失敗を起こしそうですので、そのようなことはないように。

(追記)一文が長いのは本当に気をつけなければなりません。

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