たまには、寄り道したっていいじゃない - 歩いて帰ろう / 斉藤和義
夕方は少しづつ過ごしやすく、
秋らしさが感じられるようになりました。
散歩するのにもちょうどいい時期ですね。
斉藤和義の「歩いて帰ろう」は、1994年にリリースされ、子供番組"ポンキッキーズ"のオープニングテーマに使用されました。私自身も"ポンキッキーズ"で聞いた時に、キャッチーなメロディに惹きつけられ、大好きな曲です。
一聴してとても耳障りのいい曲なので、あまり歌詞を意識したことなかったのですが、改めて歌詞を読みつつ聞くと、めちゃめちゃ反骨精神のある曲でした。
これが1番の歌詞で、このあとは言葉の入れ替えが多少あるものの、パートが再び繰り返される形式になっています。
街の中でみんな必死に、何かについていこうと頑張っている。
本当に思ってることは胸にしまって。
あんなに雲はのんびりしてるのに、
なんでこんなに急いでいるんだろう。
急ぎたいなら急ぎなよ。
こっちは、自分のペースで行くからさ。
って感じで、安易に流されず、自分で決めた道をゆく!という歌だということに、今さら気づきました。
寄り道なんかしてたら 置いてかれるよすぐに
と歌いながら、本当に言いたいことは、
寄り道したっていいじゃないか
なんじゃないかしら。
同じ内容が繰り返されると先ほど言いましたが、これは場合によっては「飽き」につながるかもしれません。それでもあえて繰り返すことで、隠れた反骨精神がみえてくる構造にしたようにも思えます。
心地よいメロディと演奏なので、さらっと気持ちよくなってしまえるけど、斉藤和義って、最終的にはざらりとした肌触りを残していくアーティストですね。
シングルリリース時のバージョンしか知らなかったのですが、2023年に再録された、めちゃくちゃロックなヴァージョンをこちらに挙げます。
歩いて帰ろう (ROCK'N ROLL Recording Session 2023)
こちらのバージョンは、「反骨精神」感がより浮き彫りになってると思います。
なんだかくさくさした気分の時に聞くと、じんわり心に響くし、元気でます。「斉藤和義がこう言ってんだもん」と。
たまにはロックな気分で、いつもと違う道を歩いて帰ってみませんか?
この記事が参加している募集
よろしければサポートいただけると幸いです!これからのコンテンツ作成の活動費として、たいせつに使わせていただきます!