復習のタイミングは5回ある
はじめに質問です。
この公式は一体なんでしょう?
短期記憶(STM) → 長期記憶(LTM) = 5復習(R)
学習後の想起には、反復が重要とよく言われますよね。
でも、それが、
どう重要なのかがイマイチわかりませんよね。
今日はそれを解説します。
新たな記憶は、短期記憶として保持されますよね。
単純に考えれば、
この短期記憶情報を長期記憶情報として
移行させれば良い、ということ。
ですが、それには練習をしなければなりません。
しかも、その練習の為には、
多くの情報を手に入れておかなければならないのです。
何故って?
後から後から新しい情報が短期的に入ってきても、
もともと長期記憶に蓄積されている情報が少なければ、
関連出来ないで、消失してしまうからです。
だから復習や反復をしない、一夜漬け学生は、
情報が蓄積されず、テストの直後に復習や反復をせず、
どんどん情報が消失していくのです。
で、また一夜漬けを繰り返す。
心当たりありませんか?
本当に無駄な努力を繰り返してしまうんです。
非常にもったいない!
どうせ同じ量の努力をするなら、まず行うべきは、
繰り返し同じ情報を入力し、長期記憶化させた方が良いですよね?
短期記憶(STM) → 長期記憶(LTM) = 5復習(R)
先ほどの公式ですが、
「短期記憶から長期記憶に情報を移すには、5回の反復・復習が必要である」
実はそれを表した公式なんです。
そして、学習した内容は次の手順で復習、反復をすると良いとされています。
1:学習した直後
2:学習した1日後
3:学習した1週間後
4:学習した1ヶ月後
5:最初に学習したときから3~6ヶ月後
これを繰り返す事で、先に言った長期記憶に格納される情報量が増え、蓄積される。
つまり、復習や反復を繰り返す毎に、
様々な新たな情報を、以前に格納した情報と関連させ、
本当の意味で自分の知識となるんですね。
ちなみに、先の5つを実習のタイミングに置き換えると……
1:夕方のフィードバック(直後)
2:翌日提出のデイリーノート(1日後)
3:週末または月曜日の総括(1週間後)
4:中間評価(1ヶ月後)
5:実習後の自己学習(3~6ヶ月後)
コレです!
加えて言うなら、
長期記憶を保には、クリエイティブな想像力を働かせると良いとされています。
例としては、
・自分が一番ノリにノれる音楽を聴きながら、音楽と関連させて覚えたい事をイメージ化する。
・絵が好きなら図や絵にできるものは兎に角見える化する。
・文字情報が好きなら、単語で書き出し、線でつなぐ。
などでしょう。
他にも色々方法はあるでしょう。
あなたにとって、一番クリエイティブになれるものを是非、探してみてくださいね!
作業療法塾 主宰 齋藤 信
臨床共育メンター(R)
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