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日記

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#小説

2021.8.8「一過への祈り」

2021.8.8「一過への祈り」

接種をした。
完全に流れ作業だと思っていたら、打つ側も受ける側もちゃんと人間としての会話をしていてちょっと感動した。どれだけ限界状況であっても人間であり続けようとしていて偉すぎる。
会場がかなりめちゃくちゃな絵面になっていて、これってディストピアSFを書いた人にも想像できなかったんじゃないか。この状況が生まれるまでの経緯をゼロから想像できる人間はいないと思う。

「HR」を書いている時に煮詰まって

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2020.9.1「感想etc」

アイドルマスターのことしか脳にない状態が怖くなってきたので、アイドルマスター関連以外に最近観た作品の感想を書きます。まあ今も耳にはアイドルマスターの曲が垂れ流され続けているんですけどね…。

・はちどり
ずっと気になっていた映画。とても良かったけど、何が良かったとうまく表現するのが難しい。名画だった。
徹底的に少女ウニの視点から世界が描かれていて、「ミツバチのささやき」を思い出した。他にこういう映

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2020.4.28「kindleありがとう」

梨木香歩「村田エフェンディ滞土録」を読み始めた。19世紀末のトルコに留学した男の日誌という形で進む物語。
別の時代の別の国の景色の中に入り込めるのが心地良い。梨木香歩は小学生の頃に「西の魔女が死んだ」を読んでいたはずで、最近は「エストニア紀行」を半分くらいまで読んだ(積読が多すぎる)。
異国の空気の描写が鮮明に感じる。ゆっくり読んでいきたい。といっても時間を置きすぎると内容を忘れてしまうのである程

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2020.4.26「SFギムナジウム週間」

「11人いる!」読了。トーマの心臓との温度差がすごいけど、どちらも好きだった。「ポ―の一族」に本腰を据えて取り組みたい。その前に「風と木の詩」を買ってしまったが、これ10数巻もあるな。どうしよう。シリーズものの漫画を買う勇気がない。

「ライチ光クラブ」読了。思っていた1000倍直視できない場面があって、その夜ちょっと悪夢を見た。今でも強烈なコマが脳裏に焼き付いている。
もともと演劇作品で、こうい

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2020.4.24「コンテンツOD備忘録」

「バーナード嬢曰く。」を読んだ。ずっと読んでいたいな。
本を読みたくなるのも嬉しいし、でもそれと同時にこの本の世界の中にとどまっていたいと思う漫画。

その流れでSFへの興味が湧き、今「あなたのための物語」を読んでいる。
SFって小学生向けのもの以降ほとんど挑戦したことがなく、食わず嫌いの状態だったような気がする。まずは短編集からと思い、読み始めた。
難解に感じる箇所もあるが、そういう部分があって

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2020.4.3「短篇」

短編集を渡り歩くように読んでいる。
今は吉田篤弘の「台所のラジオ」とジュンパ・ラヒリの「停電の夜に」を文庫で持ち歩いている。小川洋子の「薬指の標本」を電子書籍で買って、表題作は読み終えた。伊坂幸太郎の「ジャイロスコープ」も合間に読んでいる。古本屋で昔買っていた「フランス短篇傑作選」を本棚から発掘したので、それも読んでいる。
「台所のラジオ」の中の「夜間押しボタン式信号機」の印象が強かった。吉田篤弘

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