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嫁バカ3分間日記(2)

よめさんは、いつもぐるぐる頭の中であれやこれやと事象の切り替えをしてる。

割とせっかちな方といえるだろう。

そんなんなので、出かけるときには決まって「あ。あれ忘れた。」となる。

頭の中であれやこれやと用意周到に準備したにも関わらず、一つ一つに対してちゃんとしていないんだろーなーって勝手に感じる。集中してない感じという感じ。

それに比べ僕はおっとりゆったり。
気が強く偉そうで尖りがあるのに、話すスピードがのろいせいか "癒やし系" とまで言われたことがある。

世の中、周りの見立てなんて適当なもんだ。。。

いやいや、本題に戻そう。

今日は病院に検診に行くので朝から準備をし、車に乗り込んだ途端、

いつもの発作。

「あ。お茶忘れた。」

外からみたら、温かいのかも冷たいのかもわからないいかにも無機質で涼し気なシルバーのボトルが空らしい。

家のコンロの上では、グツグツと勝手に興奮させられたルイボスティーがそのやり場に困り、静かに一人時間をかけて悟りの境地へ達しようとしてるのだろう。

強制的にだが。

あー、またかーと思い。

「いっつもなにか忘れるよなー」と僕。

もう慣れたものなので、心は呆れを含めながらも笑っている。

嫁さんも笑っている。

病院に着き、駐車場に車を入れた。

コロナということがあり、僕は病院の外で待たなければならないのでいつも本を持参する。

パーキングに入れて気が付いた。

「あ。今日読もうとした本忘れた。」

家を出る前に手に持っていたのにだ。

すかさず嫁さんから一言入る。

「いっつもなにか忘れるよなー」


呆れと笑いを通り越し、それは"愛おしさ"へとかわる。

僕をサポートしてくれた暖かい気持ちは、必ずこの世の中を素敵にする活動のために使います。本当にありがとうございます!!あなたがまず素敵な人だ!!