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「嫌われたくなくて、断れなかったことはありますか?」~『ここは今から倫理です。』山田裕貴さんの質問に答えてみる1~

2021年1月16日から始まったNHKのよるドラ「ここは今から倫理です。」

1話はいじめられっ子を救う“いい先生”になりたいという思いを持つ谷口くんとあることがきっかけで高柳先生に惹かれていく逢沢さんのお話でした。

高柳先生はドラマの中で「善なる者は吾これを善とし、不善なる者も吾これを善とす。徳は善なればなり。」という老子の言葉を紹介していました。

善い人も悪い人もみんな善い人だ。

この言葉の意味を知ったとき私も衝撃を受けたし、谷口くんのように「いじめっこも善い人だって言うんですか?」と言いたくなりました。

ですが、「善い人」「悪い人」と分けて考えてしまっている谷口くんは本当に“いい先生”になれるでしょうか。

いじめられっ子もいじめっ子も助けられる先生になってほしいなと思うと同時に、善い人も悪い人もみんな善い人だと考えることはなかなか難しいことだなとも思います。

すぐに考え方を変えることはできないけど、両方の視点から物事を見ることは今からでもできそうです。

色々な人の考え方を知るのって、自分の世界も広がってすごく楽しいと思ったので、引っ張り出してきた倫理の教科書や哲学書をたくさん読んでみたいなと思った第1話でした。

この前、2話の質問を投稿したので前後してしまいますが、最終話までの質問の答えを投稿していきます。


Q.嫌われたくなくて、断れなかったことはありますか?

何回もあります。

特に中学生の頃にそういうシチュエーションが多かったように思いました。

以前投稿したこの記事にも「嫌われたくなくて、大事な友達への悪口への同調を断れなかったこと」を書きました。

中学生の頃はとにかくクラスで学校で嫌われないように必死でした。

自分のクラスや他のクラスで嫌われている人たちを見ていると、いつ自分がこうなるのか怖くて仕方なかったし、絶対そうはなりたくないと思っていたので周りを優先した生活をしていました。

例えば3人分の教科書を次の教室へ持っていってほしいと頼まれたときは、重かったけど運んだし、給食当番を代わってほしいと言われたら代わりにやったし、誕生日プレゼントに高価なものをせがまれたら自分の買いたいものを我慢して買ってあげたり。

今思えば断って壊れる関係なら断てばいいし1人も悪くないけど、当時の私にとっては必死で考えたベストな行動だったんだと思います。

断ること、断られること。気を遣うし、嫌われたくないなと思ってしまいますが、自分の意志をちゃんと伝える、断られることは嫌われることではないと自分と他人の境界を引くことを意識していきたいです。

みなさんは、嫌われたくなくて断れなかったことはありますか?



ここまで読んでいただき、ありがとうございます。とっても嬉しいです。また読みに来てください!