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ママのわがままは家族を豊かにする

”ママでも主婦でも自分の人生を生きていい”をテーマに、ママたちへインタビューしています。自分の存在意義に迷い、自己肯定感が低くなりがちなママたちが一歩踏み出せるきっかけをお届けしています。

眞久 和佳菜(まく わかな)さん┃家計簿ワークブック講師

神奈川県在住、2児のママ。自分よりも周りを優先して生きていたが、お金の不安にとことん向き合ったことで、自分の望みを叶えられるようになり、家族も豊かに。現在は”お金にも環境にも制限なく生きられるママを増やしたい”この想いを胸に、家計簿セッションや講座を開催。6月下旬から「ママのためのお金の学校」を開校予定。

ママは家族最優先。自分にお金を使うなんてもったいない…

元々保育士として働いていたのですが、結婚・出産を機に退職。家事に育児にと毎日必死だったものの、念願だった子どもに恵まれ、旦那さんも優しく、幸せな日常を送っていました。しかし、そのうち子どもたちが幼稚園に通うようになり、自分の時間が持てるようになった時に、ふと「わたし、このままでいいのかな。」そんな気持ちが湧いてきたんです。独身の頃のように、自分の時間をもっと自由に、やりたいことをしたり、欲しいものを買ったりしてのびのびと過ごしたい。

でも、いざそうしようとするとお金の不安や罪悪感が出てきて、結局行動には移さずに自分の気持ちを抑えながら生きていました。

お金の不安は過去の経験からつくられた「思い込み」だった

そんな時に出会ったのが、現在のメンターであるトッキーさん。中卒で専業主婦だったところから、今は年商1億を稼ぐ女社長になった方。ブログを見つけた時に今までにないくらい心が動かされ、「この人に絶対会いたい!」そう直感的に思い、開催されていた半年間のコーチングプログラムに参加。プログラム初日が自分の誕生日だったことにもご縁を感じ、人生で初めて100万円以上の自己投資をしました。


半年間のプログラムは自分の内面と向き合う日々。今の生活に特に不満はないけれど、心の奥ではもっと自分のやりたいことをやりたいと思っている。しかし、そんな気持ちが湧いてくるたびに出てくる心のブロック。


「専業主婦なのに、自分の好きなものにお金や時間を使うなんて」
「生活費に困っているわけではないけど、お金が減ることが不安」
「ママは家族を優先すべき」

トッキーさんや、参加した仲間たちと一緒に、出てくるブロック一つ一つに向き合いました。そして、思考を深掘っているうちに、それは過去の経験や環境からつくられた思い込みで、自分自身が制限をかけていることに気づいたのです。

同じことでも捉え方は人それぞれ。捉え方が変わるだけで、ブロックが外れて軽くなる。これがわたしにとって大きな気づきでした。

自分の”当たり前”を変えた不快チャレンジ

思い込みに気づいたら、次はブロックを外す作業。”ブロックを外す”を言い換えると、”今までこうでなきゃ!と思っていたことを手放す”こと。

・子どもと旦那と離れて長時間の講座に参加する
・ホテルで一人ステイ
・心からときめいたブランドのバッグを買ってみる
・家事代行を頼んでみる
etc…
「こんなことすべきでない」と思っていたことをやってみたんです。


最初はとてもとても不快でした。家族に頼ることも最初は申し訳なくて、泣きながら挑戦したこともあります。でも、不快を乗り越えた結果、いつの間にか行動を止めていたブロックが外れ、自分の当たり前が変わり、心からやりたい!と思うことを誰にも遠慮せずにできるようになっていたんです。

ママがイキイキ輝いていることが、家族の幸せにも繋がる

今では、平日にランチに行くことは当たり前。育児中は「どうせ汚れるから」とあまり時間をかけてこなかったファッションや美容も、自分が心から望むものを基準に選べるように。そうしていると、いつも満たされた状態になるので、ストレスも減り、無駄遣いも減りました。


驚いたのは、わたしが自分の好きなことをするようになると、家族もどんどん応援してくれるようになったんです!旦那さんの人間関係も変わったり、仕事もうまくいくようになったりと、家族もさらに豊かになりました。


「家族のため」と我慢することは一見家族思いに見えるけれど、その我慢がいつの間にかストレスになり、旦那や子供に当たってしまうことも。まずは自分を満たしてあげることが最優先だなと実感しています。

日本のママたちに伝えたいお金のこと

お金で悩んでいるように見えるけれど、根本の悩みは自分の内側にあるんですよね。そこに気づければ、ママだって専業主婦だって、お金や環境に左右されずに、もっと好きなように生きることができる。この経験をもっと多くのママたちに伝えたくて、6月下旬からは「ママのためのお金の学校」を開校します。


保育士をしていた時から、家計簿ワークブック講師として活動を始めた今まで、たくさんのママたちと接する機会がありました。感じているのは、頼る事が苦手な人や、自分を罰している人がとても多いということ。社会の常識や周りの当たり前に囚われていて、自分で自分に制限をかけてしまっているんです。大事なのは「自分はどう感じているのか」。セッションの中で、言葉の定義を少し変えるだけで、前に進める人もいます。

あとは、”受け取り力”も大事。わたしもそうでしたが、ついつい足りないものばかり探して不安になってしまいがち。でもまずは、あたり前にある幸せにまずは気づいて、ちゃんと感じること。支払う時も、金額じゃなくて、欲しい!行きたい!と思った感情を大切にして、喜びを感じながら出すこと。そうすると、そのエネルギーが周りにも未来にも循環していくんです。

頑張るママたちへメッセージ

ありふれている言葉かもしれないですが、やっぱり、自分の気持ちに素直に、やりたいことを叶えてあげて欲しいなって思います。自分を大切にするからこそ、より家族にも優しくすることができると思うんです。やりたい!と思ったらとりあえずやってみる。気持ちを素直に伝えてみる。周りを頼ってみる。小さな行動からでいいんです。「あなたの心が何を感じているのか?」を大切にしてください。


〈編集後記〉
理想を諦めず、お金の不安と向き合い、行動を重ねてきた和佳菜さん。毎日の小さな幸せや豊かさに気づくことも大切にされています。お金の不安との向き合い方や、家族まるごと豊かになる方法を知りたい方は、和佳菜さんの発信もぜひご覧ください!

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