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命をいただきながら、お裾分けならぬ、お裾上げを・・・。


今更ですけど、<お裾分け>って何でしょうか?裾を分ける。着物のスソ。地面に近い末端。人からもらった大事じゃないものを、下々に分け与えてあげるという意味のようですよ!!ちょい待てよっ!!(またキムタクさん出てきちゃった・・。)なんてこったい!!作った惣菜をジップロックに入れて親しい人にあげることが<お裾分け>って思ってました!!目上の方へも「お裾分けです!よかったら召し上がって下さいね〜!」なんて。失礼しちゃった〜っ!わたくし仕事柄、年配のお客様が多いから、できるだけ横文字は使いたくないけれど、シェア!とか、シェアリング!しか、思い当たらないな・・・。じゃ。お裾上げで許してくださ〜〜い

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母からのDNAで、人に何かしらあげるのが好き。歳をとればとるほど、人に食べてもらうことことが好きになりました。これは遺伝子なので、理屈じゃどーにもなりゃせんっ

彼女結構、田舎じゃヤリ手ですが、お客様をマイカーで送迎したり、煮物を渡したりしています笑 やはり私も職種違えど、働き方は同じ。ニッチっ

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持っていくし

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なんなら、作りにいく

今日のお裾上げはレバーペースト

実はご高齢の方にもこの味は好まれます。低栄養、嚥下機能が低下している方にもいいです。だってミキサー食だもん

スープや柔らかいパンと提供されるとグーですよ!

たまには嗜好品の洋酒の香りも懐かしいのではないでしょうか・・。五感を刺激すること。素敵な記憶が戻ってくるかもしれません

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臓物を触ること。作るたびに深い学びがあります

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レバー(肝臓)                    ハツ(心臓)

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ハツ下処理 半分包丁をいれ、水で流しながら、血の塊を指で弾き出す

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ハツは使いません。後で焼き鳥にして食べる?

レバーは、斜め削ぎ切り。3〜4当分にカット。血が出てきますが、この時点では無理にとらなくてok!後で綺麗になりますよ〜

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塩をまぶして、水と牛乳、ハーフ&ハーフの分量で浸す。20〜30分放置

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不思議と、牛乳に血の塊がわかりやすくポロポロ出ています。牛乳汁の中で1つ1つ洗っていきます。

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さいご丁寧に優しくし水洗いして、キッチンペーパーで水気をとります。

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タマネギ半分 ニンニク1個

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切ったタマネギ ハーブ塩とアンチョビは後で調整がきくので少量ですね

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蒸らして具材を柔らかくしたら、蓋をとって水分を飛ばします

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火を止めて、次の行程に使うものセット。準備しとくと慌てないもんね〜

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強火で表面を茶色くします。

変色したらウイスキーをトポっと入れて煮ます。吉野家の並くらいを目指して。汁だくほど入れないかな〜

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熱いうちにバターをのせて、フープロ じゃじゃ〜〜っ

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味と、ゆるさを確認。

ここから生クリームを加えます。

私は、この時点でビックリするくらい美味っ!

味を大きく変えたくないので、生クリーム少量、ハーブ塩少々を加えました。

ご自分のベロメーターでお願いします!

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かなりトロトロですが、バターの成分でちゃんと固まります。

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ラップしてお裾上げされると、間違いなく喜ばれますよ


QOLぽなさんのレシピをやりたかったのですが、準備不足で、ない材料が多かったのです・・。贅沢にnoteでよくお見掛けするシェフ樋口直哉さんのレシピとミックスした形で作らせていただきました。ありがとうございました!

思えば、レバーペーストとの出会いはフレンチではなく、旅先イタリアのご家庭でした。やはりQOLさん同様、ハーブ、ケッパー、セロリ、ニンジンまで入れていました。お酒は赤ワイン、バルサミコ酢も。私は呑助で手抜き専門ですが、家族の健康を考えればやはり野菜を豊富に使った方がいいんでしょうね。奇跡の美味しいミキサー食ですので


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最後に

大事なことを言い忘れていました。臓物のお料理の最中、こまめに使えるように、近くにアルコールスプレーと手拭きをご用意下さいませね。終了後はしっかり除菌をお願いします。これから梅雨の時期、みんなポンポン痛めちゃダメっ

失礼しました。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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