見出し画像

写真には自分ごとにさせる力があるという考えがまとまらない


2023年5月7日 北國新聞朝刊

先日奥能登で震度6強の地震がありました。中能登地方の僕の地域も強く揺れましたが、難を逃れました。

画像は今朝の新聞です。直視できないような状況ですが、誤解を恐れずに言うと、どこか他人(ひと)ごとのような感覚もあります。

でも、東京にいた時に起きた奥能登の地震ではかなり心配したし、心を痛めました。その時は自分ごとだったんですね。

つまり、自分ごとの"自分"は居る場所によって変わるようです。

石川県にいる今は"自分”は石川県より狭い範囲のもの、つまり「自分=中能登」であり、奥能登の地震が他人ごとのように思えてしまう。

一方で、東京にいた頃(日本のどこかにいたとき)は日本より狭い範囲が自分という認識(「自分=石川県」)になり、奥能登(=石川県)の地震が自分ごとになった、ということだと思います。


これはスポーツの応援ではよく感じることかなと思います。

世界で活躍する日本人選手を応援する時、世界を基準に考えますから「自分=日本人」となって心理的距離の近い日本人選手が自分ごととなります。

日本で活躍する日本人選手(例えば東京出身の選手)を応援するときは日本を基準に考えますから、「自分=石川県民」となって心理的距離の遠い東京の選手のことは他人ごととなりますよね。

"世界"が地球、日本、石川と変化し、"自分"も日本、石川、中能登と変化します。


自分とは一個人のことで世界とはこの世の中全体のことだとある種偏見を持っていたかもしれないけど、心の中では"世界"の大きさも"自分"の大きさも柔軟に変化しているということを今回の地震で改めて感じました。


そして、なんでこんなことを考えているかというと、写真には物事を自分ごとにさせる力があると思うからなんです。最近はそのことを考えながら撮影しています。世界の出来事が自分と遠かったのを、写真で伝えることでその距離が縮まる…みたいなところを考えているんですが、まだ考えにモヤがかかっていますね。。。

noteを書いているうちに何か思いつくかもと思って書き始めましたが、特に…笑

現在、あるテーマで写真を撮っているんですが、いずれは写真集や写真展という形にして伝える機会を設けたいなぁと考えています。毎日ワクワクして活動していますが、その機会が来るまではまだ2年くらいはかかるかなぁ…

原動力はワクワクなんですが、現実的な原動力である活動資金が…
良かったらサポートお待ちしておるのです…
こんなこと書く予定ではなかったのにw まぁダメ元で書きます。

ではでは良い1日を。みんなで写真楽しみましょう(^^)

写真集・写真展を2025年に発表することを目標に活動しています。その撮影をすれば資金はなくなるし、資金作りに時間をかければ撮影時間がなくなるしというジレンマの中にいますので、サポートは大きな推進力となります!