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【本の紹介】2023年9月に図書館で借りた本

こんにちは☺️おたけです。

今回も9月に図書館で借りた本の紹介をします。
9月といえば「秋」なので、
読書の秋の季節ですね。

秋の夜長にどんな本を読もうかな……
という悩みの解決になれば幸いです。

最近、
超寒い時に着る服か超暑い時に着る服しか持っていないわたしにとって、
とても頭を悩ませる時期になって参りました。
頑張ってコーディネート組みます。

とは言いつつ秋を楽しみたいです。


350、『決算書で読むやばい本業伸びる副業』長谷川正人、日本経済新聞出版社、2018


個人も会社も副業大事だ!と感じました。
副業というと何故か胡散臭く感じるのですが、
正確にいうと「複数のインカム」です。

例えば、ネット通販で有名なAmazonはAWSというクラウドサービスでも収益を上げています。
というかむしろ、
ECコマースの方では赤字だそうです。

どちらか本業でどちらが副業という区別はないと思いますが、
収入額に優劣があるとそういう見方もできます。

クラウドサービスで多くの収入があるから
ネット通販で送料無料にできたり
動画配信での価格は低く済んでいるのか
と感じました。

決算書はまだまだよく分かりませんが、
これから徐々に勉強を続けて
自分の頭にいれていきたいです。

わたしもいつか副業してみたいな……。
複数のインカム欲しいな……。

351、『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤孝、SB新書、2019


齋藤孝さんの書かれた有名なヒット作。

ずっと読みたいと思っていて
やっと図書館で見つけることができました!

こういう偶然に見つけて読めるという点は
図書館のいいところの一つですね。

こちらの本は、
ネットや動画でサクッと情報を手に入れて
いかにも知ったかぶりをして話を進めてしまう
私に一石を投じてくれました。

平均すると
1日に30分くらいは読書をしているので、
周りの人よりは
読書している方だと思うのですが、
ニュースや流行の話題となるとネットでインスタントに調べてしまうことが多く、
あまり思考を巡らせていなかったり、
感情が動いていなかったりします。

本を読むと、
ニュースの深いところや
話題のことがなぜこんなにも話題なのかを
深く考えられる力がつくのだと教えてくれます。
なので、感情を動かせたり、
じっくり考えて核心まで迫ることが
できるのではないか、
と本書を読んで思いました。

深い読書をするためには、
熟読や音読することはもちろん、

「ツッコミ」を入れながら読む

といいということを初めて知りました。

例えば、
ニーチェの『この人を見よ』を読みながら
「いや、言いすぎだろ」とか

マキアヴェッリの『君主論』を読みながら
「そうそう、ちょっとずつちょうだい……って、なんかずるいわ!」とか

ツッコミを入れると感情が乗ってきて
印象にも残るし、笑けてくると思いました。

また、レベルの高い本から読むと
その後の読書体験が豊かになる、
ということも意外でした。

私はいつも図書館の本を借りる時に、
自分の興味のある分野や知っている作者から
選んでしまうことが多いので、
おそらく同レベルの本しか読んでいません。

そうではなくて、
「自分にはちょっと難しそうだな」と
敬遠しがちな本から読むと、
力がついて読書の質が上がるそうです。

この手法は、
マラソンする時に
一度フルマラソンを走ってしまえば
ハーフマラソンなんて余裕!
と思うのと似ています。

何の話だ、って感じですけど、
いつか私も『君主論』を読めるようになり、
フルマラソンも完走できるようになって、
自信をつけたいです。

352、『資格をお金に換える方法』高村祐規子、中経出版、2013

借りたきっかけは、

まさに「資格をお金に換えたい!」

と思っていたからです。

と同時に、
「本当にそんな方法ある?」

という疑心暗鬼な気持ちもあったからです。

ポイント1、資格×「何か」が重要です。
「何か」とは自分の経験や世情。
かけ合わさるとお金につながるそうです。

ポイント2、ゆるい繋がりを意識すること。
昔の自分との繋がり、趣味での人脈、
平日はOLで休日は副業として別の仕事をするという仕事とのゆるい繋がり。
ある意味、
複数のコミュニティを持っておくことがたいせつなのかも。
それがきっかけで
みるみると良い方向に流れていきます。

ポイント3、1万時間の法則。
1日2時間だと14年くらいで
その道のプロになれます。
何事でも1万時間時間をかければ
上達するという法則です。
と言いつつ、夢先行型の資格取得は後悔するのでよくよく吟味することが大切です。

読んでみての感想。
Thinkinng1、2013年7月「日本の非正規雇用者2000万人超」らしいですが、今はどうかな?
→厚生労働省によると2020年の非正規雇用者数は2090万人ほどだそうです。
ちなみに正規雇用者は3529万人だそうです。いずれにせよ、正規非正規の区分は取り払ってそろそろ同一労働同一賃金を叶えて欲しいと思いました。

Thinking2、資格を軸に収入アップさせたいと改めて思いました。
そのためには、自分の武器や強み、自分らしさ、自分の経歴の棚卸し、発信も大切だと思いました。

Thinking3、これだけ視覚が重要視されるのは、日本人気質なのかもと思いました。
肩書きや勤勉さを重視される日本では、
資格を持っていると
アピール力がなくてもアピールしたことになるのかな、とも考えました。

353、『月と雷』角田光代、中公文庫、2015


「生活できないでしょ」と言われ、
結婚を考えていた女から振られた34歳の主人公は、それまでの人生を振り返ることに。

生活ができない
という意味をよくよく吟味するようになります。

過去を振り返ってみると、
確かに毎食駄菓子でも注意をしないような
母親のもとで育っていることに気づきました。

「普通」は、毎食駄菓子なんて食べないし、
「普通」は、部屋の中を裸でウロウロしながら遊ぶことはありません。

主人公が幼い頃に一緒に住んでいた、
母親の恋人の娘と出会ってから
二人の人生は大きく変わっていきました。
特にその母親の恋人の娘である泰子は
大きく変わってしまうと思いました。

正確にいうと普通に生きようと改心していた
ところだったのに、
「生活できないでしょ」と言われたら経験のある主人公の智と再会してしまうことによって、
元に戻ってしまうという方が
正しいかもしれません。

本書を読んで、みんなどこかしらにいびつな部分やねじれている感情があるんだなと思いました。

また、血には抗えないのかなとも思いました。
智の母親がいわゆる普通の生活ができず
のらりくらりと関係を持った男の家を転々としていたように、
智も普通の生活ができずにいるからです。


364、『星か獣になる季節』最果タヒ、ちくま文庫、2018

語り手は少し捻くれた性格の持ち主なのかな、
ということを始めに感じました。

好きな食べ物も好きな音楽もどれもこれも平凡で、少し他人と変わった所があると、それを誇りに思っている。その態度だ、その他者よりすこしでも上に行こうとするそのみじめな姿がぼくは好きだ。だってきみはみじめでかわいそうで、ぼくはきみのこと、軽蔑したいだけできるから。

星か獣になる季節

この部分が
すごく推しのことが好きだけど
愛情が裏返っている感じがして面白いです。

ぼくはきみ(推しの地下アイドル)を応援することを生き甲斐にしているが、
殺人の容疑をかけられています。
絶対に冤罪に決まっている、
と信じて疑いません。

森下という「ぼく」のクラスメイトも
同じ地下アイドルを応援していますが、
推しを守るため、
殺人の容疑を被ろうとしています。

この森下の行動が変態!!
アイドルは恋する対象じゃないといいつつ、
殺人の容疑を被ろうとして殺人を犯します。
推しを助けるためには自分の人生を棒に振ってもいい、
けど、別に恋愛対象じゃないと
断言しているのが何とも不思議です。

物語は、
「ぼく」が「きみ」に語りかける形で進んでいきます。
全体的に回想しているようです。
ですが、
今の世界で起きる
ぼくと森下のやりとりも
考えるさせられるものがあります。


365、『九つの物語』J.D.サリンジャー著、中川敏、集英社文庫、2007

かの有名なサリンジャーの「バナナフィッシュ」を読んでみたいと思い、
こちらの本を借りてみました。

バナナフィッシュを見ると死にたくなる
ということは何となく知っていましたが、
本当に死んでしまって驚きました。

最初は女性の描写から始まります。
ホテルの一室でマニキュアを塗っている女性。
彼女は母親と電話を始めます。
途中で男性の話に変わり、
バナナフィッシュが今一匹いたんだ!
という話になります。

彼は、とぼとぼとホテルの一室に向かって歩いていき、女性の部屋に入ると突然死にたくなり
自分のこめかみを拳銃で撃ち抜くという話です。

解釈が難しい…というのが主な感想です。

バナナフィッシュは、
バナナを食べすぎて穴の中から出られなくなってしまった魚を指しているようですが、
現代社会でも同じような人は
沢山いるのかなと考えました。

権力や財力を求めて穴の中に入り、
マネーゲームを繰り広げて巨額の富を得たのはいいものの、
マネーゲームがクセになってしまい抜けたくても抜け出せない……。
そのままバナナ(金)を取りすぎて死ぬのではないでしょうか。

何だか難しかったのでまた読むことにします。

他の章もじっくり読んでみたいと思います。

366、『パパッと楽しく、貯め上手 わたしの「お金」ルール』インプレス書籍編集部、2018

私は社会人になってから
お金を貯めることの重要さと楽しさに
気付きました。

お金は私に時間を与えてくれるし、
楽しみも与えてくれますが、
使い様によっては
囚われたり縛られたりしてしまうので、
気をつけねばなりません。

節約や投資を進めている中で、
時々「何のためにお金を貯めているんだっけ」
と疑問に思うこともあります。

本書はそんな時に、
世の中のお金を貯めている人々はどのようなことを意識して生きているのか、
お金を貯めるときの自分ルールとは、
などを紹介してくれるので、
とても役立ちます。

私ができていないこととしては、
お金の「消費」「浪費」「投資」
を意識した使い方です。

例えば資格のために講座に通うのは
「消費」なのか「投資」問題。
資格が収入につながったら自己投資成功ですが、
ただ単に講座に通って終わりなのは
消費になってしまいます。

「これは何に値するお金なのか」と考える行為は、そのままお金に対する意識を底上げすると思うのです。
底上げすることでさらに貯金できるようになったり、投資や副業への意欲も湧くと思いました。


以上です!

最後までお読みいただき
ありがとうございました。
おたけでした☺️

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