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「婚活食堂3」 山口恵以子著

食べることが、好きだ。

毎日の食事はもちろんだけど、お店でいただくお食事はたまらない。

美味しく丁寧に作られた逸品を
舌に乗せたときの驚き、感動、安らぎ。
心がほどけるとき。

お酒を飲むことが、好きだ。

口に含んだお酒が、喉から通って、胃にしみこむときの、なんとも言えないクラっと感。

飲み屋さんのあったかい空気の中で、感じるお酒ときたら!
体温がじわっと上がって、目の前がふわっと揺らめく。
心に境界線がなくなる。

目がチカチカっとして、目の前がゆらゆらっとして、
幸せに満たされていく。快感。


読むだけで、そんな幸せな時間が思い出せる小説がある。


「婚活食堂」

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この小説、随分前から読んでみたくて、でも図書館の予約も埋まっていて。
昨年夏に予約したものが、やっと年明けて今読めることとなった。

でも、3巻…。

1巻から読めていないので、紹介にもならないのだけれど。
冒頭にだらっと語った、幸せに満たされていく、快感。が感じられる小説だ。

「婚活」と銘打つだけに、婚活的なエピソードが盛り込まれているのだけど、それは読んでのお楽しみ。

ふらっと立ち寄って、滋味溢れるお食事とクラクラできるお酒をいただけて、素敵な時間を過ごせる。

一人飲みが大好きな私でも、なかなかそうしたお店には出会えないのだけど。この小説にはそんな幸せなひとときがある。


ふう。ごちそうさまでした。
リアルに、恵ママのお店に行ってみたい!!


そしてまた、続きが読みたい(1巻からも読みたい!!)。


婚活食堂3 山口恵以子


ありがとうございます。