謝罪行脚の話 《 第155話 》
ウサギくんがいなくなった翌日から、1週間に渡り謝罪行脚に行きました。
クライアントのもとに伺って、とにかく謝り倒しました。
何日にも渡り、1日に何件も謝らなければいけない状況は、本当に心がボロボロになりました。
もちろんこちらにも責任はあるのですが、「なんで、ここまで酷いことを言われなければいけないのだろう……」
ということも次々と言われました。
ウサギくんが本来担当するべきだった仕事は、キツネくんやオオカミくんが中心となって代わりに頑張ってくれました。
自分たちの仕事もある中で、急遽対応してくれたことは大変心強かったです。
こういう部分は、チームでやっていて良かったと感じました。
ただ、ちゃんとギャラを支払っていただけなかったりと、なかなか厳しい状況は続きました。
もちろん、少ないながらも励ましてくださった方もいらっしゃいましたが、EGAOのブランドを目当てにすり寄ってきていたような企業は、これを機にあっという間に離れていきました。
分かってはいましたが、実際にそれを味わうと結構辛かった時期でした。
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