ターゲットをシニア世代に絞って始めたサービス 《 No.001 》
[ Q1 ] なぜシニア世代に向けたサービスを始めたのですか?
ご存知の通り、65歳以上の高齢者人口は3461万人で、総人口に占める割合は27.3%となっています。(総務省統計局データ参照/平成28年9月15日現在推計)うち女性は1962万人(女性人口の30%を超え)になります。そして、2040年には総人口の35%以上が高齢者になるという見込みもあります。
それだけ規模の大きい市場にも関わらず、シニア世代に向けた事業というと介護や福祉などを中心とした「助けとなる仕事」が多いという状況です。
反対にシニア世代に向けた「娯楽サービス」は多くはないです。私の知る限り「旅行業のクラブツーリズム」はターゲットをシニアに絞って人気を博しています。
このことから、競合も少なく、これから市場も拡張するシニア世代にターゲットを絞って、娯楽サービスを提供しようと思いました。
[ Q2 ] なぜ最初に写真館を始めたのですか?
事業を始めるにあたって、一緒に始めようと思った創業メンバーがフォトグラファーとヘアメイクだった事が大きな要因です。
そして、私がファッションスタイリストを経験していたこともあります。
この三人が揃って活動できること。
あとは企業の下請けではなく、一般の方へ自らサービスを届ける事業ができることが条件でした。
その上で掲げた3つのことがあります。
【 1 】斜陽産業であること
【 2 】潜在的な需要があること
【 3 】ニッチ(隙間産業)であること
【 1 】斜陽・衰退産業であること
競合他社が多い成長産業でチャレンジするにはリソースが足りません。
また、新規参入が少ない場所の方が、今から自分たちの行う事業が目立つと考えました。
あとは、斜陽・衰退している産業の方が「業界常識」が色濃く出ている場合が多く、新しいこと「業界の非常識」をやることを簡単に真似してこないと思ったからです。
【 2 】潜在的な需要があること
「シニア向けの写真」を想像した際、真っ先に「遺影」が浮かびました。
自身の経験から、親族が亡くなった際に、みんなで写真を探すことが恒例になっていました。それは自分だけでなく周りも同じことを知りました。
そんなに困ることなのに準備しない人が多いのであれば、これは潜在的に需要があることだと考えました。
【 3 】ニッチであること
写真館という業態は、こぞって「子供(ここでは未成年のことを指します)」にターゲットをします。みなさん、写真館の広告宣伝物をご覧になってください。100%子供をモデルにつかっています。シニア世代に対してのサービスコンテンツがあっても小さい枠です。
上記需要を予測できたので、このニッチな場所を選びました。※それを女性に絞って更にニッチにしました。
上記を満たし、僕たちが世の中に役に立てる事業で選んだことが「写真館」でした。
これが『えがお写真館』を始めた理由です。
■お読みになっていただきありがとうございます。
日本でも珍しい、シニア世代専門でのサービスを展開してる故、取材を受けることが多くあります。本サービスにおける「よくある質問」をまとめていきますので、「シニア世代に向けたサービス事業を立ち上げようかなと考えている方」や「シニア向けのビジネスに興味がある方」に少しでもお役に立てばと思っております。
■プロフィール
東京・巣鴨でシニア世代専門の『えがお写真館』をはじめ、『えがお美容室』、『えがお洋品店(セレクトショップ)』、『えがお爪工房(ネイルサロン)』を店舗を運営しております。2014年の創業以来、シニア世代のお客様を中心に、延べ12,000人以上の方にご利用いただいており、シニアビューティーの第一人者として活動の幅を拡げております。これからも″日本の健康寿命を伸ばすこと″を理念において、シニア世代に向けたサービスを提供してまいります。
えがお写真館 https://egao-shashinkan.jp
えがお美容室 https://egao-salon.jp
えがお洋品店 https://egao-clothing.jp
えがお爪工房 https://egao-nail.jp
運営会社:サンクリエーション http://san-creation.com
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