遺影額が売れ出した話 《 第74話 》
お客様の予約は入るようになってきましたが、ここで問題になってきたのは「客単価」でした。
1日で対応できる人数が決まっているので、単価を上げなければ売上は頭打ちになります。
当時、追加で売れるものと言ったら「台紙か額」くらい。
問題はスタッフ(僕含め)はオプションを売る行為(お金を多く払わせる)は、不満を抱かせるのではという「勘違い」があり、アップセルができていなかったことです。
ここで話し合いをした結果、下記が分かったのです。
●「遺影」をご所望していることがほとんどであること。
●データ(CD-R)を信用しておらず、現物を求めていること。
このことから「撮影した写真を遺影額にセットしたものを販売してみよう」となりました。
結果は70代以上のお客様はほとんど額装した写真を購入していくことになり、客単価は倍になりました。
このことから「お客様の必要となるであろうものを、適正な価格で提案する」という軸ができあがり、今もそのことは受け継がれています。
■お読みになっていただきありがとうございます。
4コマ漫画は実際に起った出来事をオブラートに包みながらユーモアを交え描いています。登場するキャラクターも特定の人物がいるわけではございません。
■プロフィール
東京・巣鴨でシニア世代専門の『えがお写真館』をはじめ、『えがお美容室』、『えがお洋品店(セレクトショップ)』、『えがお爪工房(ネイルサロン)』の店舗を運営しております。2014年の創業以来、シニア世代のお客様を中心に、延べ12,000人以上の方にご利用いただいており、シニアビューティーの第一人者として活動の幅を拡げております。これからも″日本の健康寿命を伸ばすこと″を理念において、シニア世代に向けたサービスを提供してまいります。
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