対象者を選定する①


PICO/PECOを順追って説明していきます。

Pとはいわば母集団のことを指します。

この標的母集団とは

「自身の研究テーマの結果をあてはめたい集団」のこととなります。

研究目的に最も合致した対象を選ぶ必要があります。

その際に、「参入基準または除外基準」をしっかり設けることも重要です。

前回の記事が書いたPが脳梗塞になり得そうな人をを対象としていました。

今回は脳梗塞患者を対象を例にとってみましょう。

どの範囲の母集団かを検討します。


全国の脳梗塞患者
関東圏内の脳梗塞患者
東京都の脳梗塞患者
院内の脳梗塞患者


どの程度しますか?


またこの脳梗塞患者を


発症から半年以内の人
三ヶ月以内の人
二週間以内

など

いろんな項目を絞り込む必要性があります。


全国の脳梗塞患者がと 理想かもしれません。

しかし、コスト、時間がかかりすぎて現実性に乏しいです。


実際の研究では、全国の回復期病棟をランダムサンプリングした30施設


自身が関与している施設とかにします。


特定のサンプルを用いて結果を得て、標的母集団でも同じ結論を言えるかどうかについて「統計的に推定」することになります。


では次回はどのようにして研究目的に合致させるかアップしますね。

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