トランプ氏のイスラム教徒入国禁止報道のホント

こんにちは、サカモトです。

過激な発言が目立つトランプ氏、彼の発言で有名なのは「イスラム教徒入国禁止」ではないでしょうか?日本でも、大々的に報道されましたが、そこには一部「誤報」も含まれていたようです。

一体、どういうことなのでしょうか?

今回も、苫米地英人氏の発言から(2015年12月10日 バラいろダンディより)

「僕は、最初の日本のメディアの第一報ってのが非常に重要ですけども、だいぶ各紙がずれてたんで、そこを僕、問題視したいんですけども。

これトランプさんのスピーチを私が、起こした。そのまんま一字一句。
あの、ここに「私、ドナルド・トランプは、今わが国の代表が今回、何が起きているか理解できるまでイスラム教徒の米国入国を例外なく完全、禁止すべき」と、ここにでているんですけども、これ、訳はおそらく私の訳がここにあります。

これを見ていただくと分かるんですけども、英語で”what a hell is going on”と書いてあるんですけども、”What a hell”っていうのは、CNNとか、ニューヨークタイムズとか口語はわざわざどかしちゃってますけど、「ただ理解できるまで完全禁止」って。

さらにピューリサーチってところが調査したらば、イスラム教徒の多くがアメリカ人に強い嫌悪を抱いている、さらに、CSP(安全保障センター)だと対象者、アメリカに住んでいる対象者の25%がアメリカ国内におけるアメリカ人に対する暴力はジハードとして正当化されると言っているわけですよ。

で、これをまず、これは日テレニュース24ですけども。
”until our country's representatives can figure out what a hell is going on”というところを、「政府がイスラム教徒の全容を把握できるまで」って書いてあるんですよ。

イスラム教徒っていうのは全世界に住んでいる人たちの全容を把握できるまで、アメリカは入国させちゃいけないって日本テレビは報道したんですけども、「そんなこと言ってないですよ」

「アメリカのトップが今、何が起きているかを理解するまで」っていう話なんです。その間は、入れちゃいけないです。一時的に止めましょうっていうのを言っているんですよね。

そして、これがまったく私の訳(「今、何が起きているか理解できるまで」)で、通常通りじゃないですか?

で、朝日新聞の場合は、こういう風に言ってます。あの、さっきのところを覚えていただければ、(いいですけれど)ものすごい単純に、

「トランプ氏は声明で、米国に住むイスラム教徒を対象としたインターネット調査で25%の人が「米国人への暴力は世界的な聖戦(ジハード)の一部として正当化される」と回答したと指摘。「この憎悪が理解を超えていることは明らかだ」と述べた。

「過激主義を封じ込める対策を講じるまでイスラム教徒の入国を禁止すべき」だとの考えを示した。」
って言ってますけども、もちろん今、理解してもらった通り、そんな事は言って無いですよね。

「何が起きているか理解できるまで」で、「過激主義を封じ込める対策を講じるまで」とは言ってないわけで。

最初の一発目でこれがガーンと流れて、だいぶトランプさん誤解されているんですけども、それと、CSPという所の調査。
CSPっていうのは、これ有名な「極右の団体」で、彼らは何やったかというとインターネットに、「イスラム教徒の方は、勝手に自分で匿名で書いてください」ってやって、

その中でアメリカ人に対する暴力はやっていいっていうことがあったんで、世界の4億人のイスラム教徒のうちの25%の人がアメリカに暴力していいって言ってるっていうのを勝手に、言った人たちでそれを、誤ってトランプさんが言っているんですけども。

元々、間違ったことを言っているわけです。さらに、もちろん誤訳もあるんで、ということは、何で日本のメディアはやるべきことをやってやっていないか。

僕は、日本のメディアが本来報道するべきは、「何でトランプさんがこんなスピーチをしたのか」っていうのをまず、言うべきだと思います。

まず、(トランプさんは)メディア露出したい。彼はこれで食っているんで。大統領になれなくても、また50億100億毎年入ってくるんですよ。
それと、わざわざ過激なことを言うことで、他候補に批判してもらいたいんですよ。

で、特にイスラム教徒の入国するなと言ったら、みんなは「いや、それはないでしょ。憲法反対」だって言いますよね。もちろん、どうせ彼が大統領になってやったって、最高裁はできないで止められますから。

そういったことで、彼を攻撃することでイスラム国に対して他の候補は甘いって印象が作れるんで、「あえて、計算してやっているんですよ。」

そして、多くの例えば、メキシコからの万里の長城を作れって前言いましたよね。あれも、今、南の方では英語が喋れない、スペイン語しか喋れないアメリカ人が増えているのが元々アメリカの国民の感情で不安があるわけですよ。

で、今回もみんな震えているわけですよ。で、銃とか売れてるわけですね。そういうなかで、彼が強気にいるっていうのは、国民の心の代弁者のポジションを作りたい。っていうことがあるんです。

で、こんな当たり前な分析がないで、誤訳をしている。
そんなテレビは何でか?っていうのは、実際は、凄く関係のあるデータがつい最近出たんですけど。

これなんですけども、これアメリカの精神医学界で出た、12月2日付けに発表されたばっかりの論文なんですけども。
1日、3時間以上テレビを25年間3200人の人に対して、5年毎に追跡調査したんですよね。

そして、認知能力、3つのことを調べたならば、「1日3時間以上テレビを見ていると、そうじゃない、普通、1時間未満の人に比べて、すべて3つの試験で、要するに頭がですよ、1/2の得点しか取れていない」んですよ。

一日、3時間見ると、間違いなくバカになるっていうのが、完全に3000人に対する25年の追跡調査で出ちゃったんで、ということで、一つは皆さん、一般の人に対してはテレビは1日1時間以内。1日MX最初から最後まで見たら、他のテレビは見ない。くらいで、していただきたい。

それと、新聞記者の人はテレビ見るのを辞めてもらわないと、最初の誤報はとんでもないし、もっと重要なCSPとかの言っていることが、もう最初からずれていることがそのまんま流れていってて。

そこわざとずれているのをおそらく、トランプさんの勘違いですけれど、
「トランプさん勘違いしているんじゃないか」ぐらいからでないと。
それと、さっきのピューリサーチってのが出てましたけど、あのピューリサーチは逆のことを言っているんですよ。ピューリサーチは結構立派な団体なんですよ。

ピューリサーチの世論調査では、「イスラム教徒のほとんどの人が、イスラム国(ISIS)がやっていることは、不当だ」っていっているんで。
逆のことをトランプさんは言っている。

そこをちゃんと、記事にするのが本来の仕事で。まず、英語で引っかかっている段階で、僕はテレビは新聞記者は1日3時間どころか、
2時間、1時間以内にしてください。ってのをお願いします。」

トランプさんの発言は、日本でのイメージは「ずっと、イスラム教徒を入国させない」という印象でしたけど、実際はそうではなかったんですね。

しかも、特筆すべきは「1日3時間以上テレビを見ると、バカになる」ですね。昔から、「テレビばっかり見ると、バカになるよ」って言われてましたけど、本当だったんですね。

これから、気をつけます。

今回は、ここまで。

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