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カナダ留学🇨🇦フィッシュ&チップス〜海辺で1人ディナー編〜



この日はホストがキャンプに行っていた。
私も誘われたけど、キャンプ2回目以降は断ってた。

だから、お家にはひとり。

冷蔵庫の中のもの食べていいよ。

って言われたはいいが、

全然食べられそうなものが入っておらず。

自分で何か作る気も、
スーパーで材料を買ってそれを
キッチンで調理して、
自分を満たせる気も全くせず。

で、どうしよう〜って思って、

そういえば、前通りかかった

フィッシュアンドチップスのこじんまりとしたお店、気になるなって思って。

その日のディナーをそこで調達しようと決めたのです。

結構、人が並んでいるイメージで。

入店してみると、
夕方早めの時間だったけど、
ちらほらお客さんがいて、
待ち時間もちょいとあった。

きっと、こういうこじんまりしたお店って、

地元の人に熱狂的な支持を受けていて、美味しいに違いない、

と心の中で期待していました。

フィッシュアンドチップスって
お魚何種類かから選べるんだよねー。

こだわりは特にないので、とりあえずcodfishを選んだ気がする。

タラ。

テイクアウトして、

新聞で包まれたそれをもって

歩いて、いつもの海辺まで。

手で感じるほかほかが冷めないうちに、

1人ディナータイムの始まりです。

結論から申しあげますと。味は普通。

いや。少しポテトが油っぽくてしんなりしていて、、、。

期待は超えてなかった。

あの有名なフィッシュ&チップスてこんなものか、と。


ちょっとがっかりしながら、
その日の海を見つめて。

まぶしい夕陽にあたりながら、
ひとり、もくもくと。

海って、繋がってるはずなんだよなー。

遠すぎるけど、でも、きっと。

富山にも繋がってるはずだし、
ディズニーに流れ込むあの海にだって、きっと繋がってる。

もっと遠いけど、オーストラリアにだって。

目の前に広がる海のは、
オーストラリア初日に連れてってもらったゴールドコーストとは、
全然違ったテイストの海だけど、、

でも地球は丸いから、繋がってるはずだ。

遠くに見えるあの船は、
どこの国に行くんかなー。

帰りたくて仕方なかった、本当。

日本帰りたいって。どうやって一時帰国しようか本気で考えたくらい。

祝日の連休で5日くらいあれば日本帰って一瞬家族とかに会えるかなとか。

でもそんなんで留年とかしたら超はずいし、留学生活ついていけんくて帰ってきたとかも超はずい。

何より金銭面、時間面でもやっぱり難しい、現実的ではない、となり、帰れませんでしたが。

帰国まであと○○日ってスケジュール帳に1日ごとに書いていたし。

本当、発想の感覚も狂ってた笑

けどそうやって逃げ道を考えることでしか自分を守れなかった。

今考えると親には本当に申し訳ない。
高いお金を払ってくれて、
何一つ不自由ないようにサポートしてくれて。

今ならもっと、自分の性質をわかっているから。

同じような状況になっても、きっと、もっとうまくやれる。

そしてこんな経験が。

今の自分を形成しているのです。

すこぶる納得だわ。


できたてほかほかを、新聞にくるっと包む感じ、いいよね。
受け取ってから、開けるまで、わくわくが持続。

最近、包むものに目がよくいくようになった。
主役を守るために大切なのよ。

最近の自身は、いそいそと手紙を書いては封筒にいれ、切手を貼り。

梨畑を通って、郵便ポストまで。

5月のさわやかな薫りもいっしょに届いたら、いいな。と願いを込めて。

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