押六ダンパ

龍笛を吹いて日々を過ごしております。時々ギター。相棒はGibsonES-335のチェリ…

押六ダンパ

龍笛を吹いて日々を過ごしております。時々ギター。相棒はGibsonES-335のチェリー(1968)と西野春平 マーチンD-28。着物男子。タロットカードを駆使して心を読み解くカウンセラー。難病罹患しています(SLE)。

最近の記事

夏生まれなのに

僕は7月生まれ なのに、夏がめっぽう弱い 夏が嫌いなわけではないし、 苦手ということもない ただ、夏の時期が弱いのだ 8月・9月は できることなら、仕事にも行かずに 家でのんびりと過ごしていたいと思うし、 もし、資金に余裕があるのなら、 避暑地に長期滞在して 秋以降の再浮上に向けて体力を蓄えたい。 大好きな夏野菜を、たらふく食べながら

    • 春色に恋して

      ずっとためらっていた 本当に伝えたかったこと どうすれば素直に 言葉にできるのだろう 今日だっていつものように笑って ただ手を振って さよなら 今年も気づいたら 春がもうすぐそこまで 君を好きになった季節 僕は春が好きだ それは突然だった 春は別れの季節 もうすぐ君は僕の前から いなくなってしまう なんどもなんども言いかけては ただ手を振って さよなら 昨日はまだ冷たかった風 今日は僕を暖かく包む 春風に乗せた言葉 僕は君が好きだ 春色

      • 心の扉

        どうにでもなるようなことを どうにもならないように なにやら難しく考えて 自ら悩みを増やしてしまう 今日もまた同じこと 僕の描く地図は きまって出口のない迷路だ 思い切って全部 引き裂いてしまえたら 何もかも宙へ 放り投げることができるのか 誰も気にしないようなことを 誰よりも気にして 心の奥の方へと 自ら隠れていってしまう 光なんて当たらない 僕の過ごす場所は たぶん誰にも見つけられない 割り切って全部 吐き出してしまえたら この僕の

        • 君が僕を避けるのは 心に負い目があるから それでも僕が笑えるのは 君を包む自信があるから 情けない顔も見た 最高の顔も見た 舞い散る雪の中で君は 何処に目を向けるの? 凍えた心にはもう届かない そして僕は静かに傘を置いた 君の過剰なまでの意識 僕をボロボロにする それで君は笑えているのか 胸のうちは晴れているのか くだらない事もした でも幸せだと思っていた 戸惑う僕の前で君は 小さくかぶりを振る 止まない雪はないのに・・・ そして君は静か

          尾道時間

          バラの街から坂の町へ、 今日も山陽本線はユルい 古い駅舎を出ると、 目の覚めるような光の粒だ 輝く水面と 向島のシップドック 疲れた頃に来るといい きっと君を包み込んでくれる 優しい潮風は 傷ついた心にちょうどよい とろとろ坂をとぼとぼと 狭い路地抜け千光寺参り 手を合わせ、一心に想うのは 穏やかな日々への願い 展望台から 追いかけるしまなみ 忘れたい時にくるといい そこから始まるものもあるさ 止まりかけの時間は そっと君の背中を押してく

          生け花

          きれいに見えるものは それなりの力を備えている 自然なものも 創られたものでも 花瓶に花を生けてごらんなさい たったそれだけで 世界が違って見えることがある たったそれだけのことで 止まった時間が流れ出す 似たようなタッチでも 大胆な発想 ちょっとしたニュアンス 表れるのは全くの別物 花瓶に花を生けてごらんなさい たったそれだけで 足りなかったことに気づく たったそれだけのことで 閉じた扉が開きだす 花瓶に花を生けてごらんなさい どんな花

          赤い月

          今夜も月が赤い あの国でまた夢が消えた 今夜も月が赤い 誰も認めてはいないだろう 今夜も月が赤い 君との話も闇の中 今夜も月が赤い 悪魔がまた微笑む それには俺も関わっているのか? 気にしない振りがしたい 俺は今日も太陽が見たい 俺は太陽が見たいんだ 今夜の君は暗い あの国の人を想っているのか 今夜の君は暗い そこには何もないだろう 今夜の君は暗い だから俺は空を見る 今夜の月は赤い 悪魔はまだ微笑む それには誰が関わっているのか で

          カーテンのない部屋

          地球儀の中に別荘を建てれば 何でもかないそうな気がした 日常のひとコマが 非現実と同化していくような錯覚 それがカーテンのない部屋でのイメージ 「全ての自由」を束縛しない 夢のような誓いが形を持って 今朝生まれた虹が 壁の絵と重なっていくような錯覚 それがカーテンのない部屋でのイメージ だから何もさえぎるものなんてない 隠すべきものなど何にもない

          カーテンのない部屋

          相合傘_デモ弾語り

          この距離が好き 手を握っていられるから この距離が好き 微かに君が香る 君はどうだろうか 僕はどきどきだ 君を濡らさないように 少しだけ傘傾ける どこか誇らしげ そして君は笑う 雨が好き 街が別世界になる やっぱり雨が好き 僕を役者に変える 君は気づいてるか 僕はどきどきだ 今はやまないように 天を見て願う どこか物憂げ そして君は笑う ここは世界の果て そんな気さえする

          相合傘_デモ弾語り

          相合傘_デモ弾語り

          すきま風_デモ(iPhoneでアコギ一発撮り)

          心を見透かされるようだ  僕の裸が熱る 輝いている午後の空と 場にそぐわない静寂 子供達の奏でる唄のように 胸に染みゆくすきま風 もったいないくらい優しく 僕の中を洗う ほんの少し笑った 気持ちいいもんだよな 僕の心はもう 充分なほど満たされている その先のことは、このまま風の吹くほうへ 欲張りはしないさ それくらいが丁度良い 「間違ったこと」の名残は 誰より僕が感じているけれど 雨上がり虹の空は それを捨てなさいと言っている 心から笑った それこそ大切なこと うまくいかない時も それで流れは変わる 僕の視線はもう 遥か雲の先を見てる 雲が流れ往くであろう先を  雲を連れて進む風を 足踏みはしないさ 止まりようがないから

          すきま風_デモ(iPhoneでアコギ一発撮り)

          すきま風_デモ(iPhoneでアコギ一発撮り)

          ひとごと

          やけっぱちの空砲で 誰かの不安を煽って 「やってやったぞ」と 独りほくそ笑むろくでなし どうせなら 実弾ぶっ放せよ 君にとっては所詮他人事 責任なんてとる気もないんだろ 君の浅はかな正義感で いったい誰が救われると言うのか くそったれの空想で 今日もまた一つの火が消えた 「やってくれたな」と 苦虫噛み潰す人 やるのなら 自らの手を汚せよ 君にとっては全て他人事 あの子の泣き声も届きはしない 君の嘘くさい小芝居で いったい誰が喜ぶと言うのか

          オーロラ

          風切る音も輝く夜空 心にばかでかい衝撃を与える いつでもそこにある そんなものならいらない 輝かしい未来は できれば独り占めしたい でもそんなこと世界は 決して許しはしない それは空を翔る龍のようで 僕の胸の風穴を埋めた どこまでも世界が 一つのものだというのなら 現れてみろよ オーロラ この東京の空にも 現代の科学において その出来事は解明されている それでもなお本物は 圧倒的な存在感を示す それは光のカーテンのようで 冷えた心を包み込

          ちゅうりっぷ

          リズムのない日常を変えてくれるのは ほんの少し、気の利いたスパイス あの日描いた夢にどこまで追いつけたのだろう ふとした瞬間に思い返す 純粋な好奇心は いまでもそんなに変わらない 見かけるとつい、足を止めてしまう ちゅうりっぷ 子供の絵に描かれる黄金のフォルムは ありえない様で頷ける 誰でもそんなもんさ ノズルのない壊れかけた古い水差しで 今日も少しずつ、おもいやる点水 溢れかえる言葉に幾度振り回されただろう ふとした瞬間に気づかされる 沸き上が

          ちゅうりっぷ

          すきま風

          心を見透かされるようだ 僕の裸が熱る 輝いている午後の空と 場にそぐわない静寂 子供達の奏でる唄のように 胸に染みゆくすきま風 もったいないくらい優しく 僕の中を洗う ほんの少し笑った 気持ちいいもんだよな 僕の心はもう 充分なほど満たされている その先のことは、このまま風の吹くほうへ 欲張りはしないさ それくらいが丁度良い 「間違ったこと」の名残は 誰より僕が感じているけれど 雨上がり虹の空は それを捨てなさいと言っている 心から笑った

          尼のえべっさん

          尼のえべっさん