誰でもバーテンダーになれる「バーテンダーNight」
今回は、オシロのオフィスで定期的に開かれているイベントから、クリエイティブな組織への追求について見ていきたい。
先日、社員から「明日の夜、都合がつけば振ってもらえませんか?」と話しかけられた。何かと思えば、カクテルのシェーカーを振ってほしい、という意味だった。
仕事の相談かと思いきや、真面目にカクテルを作ってほしいと言うので、まわりにいた社員たちを笑いの渦に包んでいた。
なぜカクテルなのか?
じつは今、オシロのオフィスでは誰もがカクテルを作ることのできるイベントを定期的に開いているのだ。
ちょっとした思いつきから発展した「バーテンダーNight」
少し前に、「バーテンダーNight」と称して、カクテル用のシェーカーやグラスを用意してバーテンダーになれるというイベントを社内で開催した。OSIROのお客さん、未来のお客さん、社員、株主、オフィスに飾ってある作品を作ったアーティストさんなど、別け隔てなくいろいろな方々をお呼びしての開催だった。
カクテルを振る舞うイベントというよりは、みながバーテンダーになるという主旨だ。フルーツジュースやいろいろなお酒に、スパイスとしてライム、レモンなどの果汁、ミントなどを混ぜてカクテルを作る過程は、まるで絵の具を混ぜて絵を描くような感覚でとても面白かった。カクテルを飲むイベントはあれど、バーテンダーになれるイベントはなかなかないのでは。ちなみに1回振るとチップがもらえ、そのチップでだれかが振ってくれたカクテルが飲める工夫になっている。
そもそもこの企画の発端は、杉山恒太郎氏※に会員制のバーに以前連れて行ってもらったとき、ノンアルコールのイチゴのカクテル(モクテル)を作ってもらったことだった。それが、感動するほどのおいしさだった。アルコールが入っていないのに、フルーツだけなのにこんなにもおいしくなるものなのか!と強く印象に残っていた。この体験で自分でもつくってみたいスイッチが入ったのかもしれない。
そんなある日、別会社で働くエンジニアのTさんと食事をしていた際に、お互いカクテルを振ったことがない話になり、カクテルを振ってみようということになった。そんな流れでオシロのオフィスでカクテルをつくる、バーテンダーになるというイベントをやることになったのだ。
1回目が好評だったので、2週間後に2回目を開催することに。すると、この企画の発端になったTさんから、「『バーテンダーNight』が面白かったから代官山にバーの居抜き物件を借りちゃったよ」と報告が!いやあ、これには驚いた。
やるならクリエイティブなイベントを
実はこれまでもオシロでは「寿司🍣Night」や「肉🍖Night」など色々なイベントを開催してきた。
創業時におこなっていた「寿司🍣Night」は、「お寿司を食べられますよ」とエンジニアの方々をお呼びして渋谷の「美登利寿司」を取り寄せ、一緒に食べながら雑談をするいわゆる採用イベントだった。だんだんエンジニアさんも採用できるようになったので現在はたまにしか開催していないが、当時1年間で二十数回ほど開催をした。
「肉🍖Night」はこだわりのニュージーランドビーフを社員とオフィスで焼いて食べる会で、29日に合わせて開いていた。11月29日は他の会社さんと合同で大々的に開催することもあった。実はニュージーランドビーフにはこだわっていて、どれくらいかというと、穀物で育った牛と牧草で育った牛という餌違いや、それぞれリブロース、ヒレ、サーロインなどの部位違い、さらに厚みは5cmという指定で仕入れ、分厚いステーキとして焼き上げる。焼き方にもこだわり、鉄のフライパンで塩を付けずに、強火で片面3分、中火で裏面6分焼く。開催翌日はのオフィスは焼肉屋さんの匂いが漂う状態だった。(笑)今のオフィスでは煙を出すことが難しいのでできずにいる。
みんなと最高の体験をしたい。もっと面白いと思ってくれるには?もっとクリエイティブになれるには?と考えていたときに思いついたのが、「バーテンダーNight」だ。
カクテルを飲む、振る舞うだけでなく、自身でカクテルを作れるというのは、ただお寿司を買って出すだけよりもずっとクリエイティブだし、実際やってみたら想像以上に面白い。定期的に開催しているので、興味のある方はぜひお気軽に参加してみてください^^
クリエイティブな組織を目指して
もともとは「シェイカーを振ってカクテルを作ってみたい」という思いつきから始まったのだが、冒頭のようにオファーがもらえるくらい社員にも気に入ってもらえて嬉しい。
社内イベントでいうと、ウエルカムランチ、ダイアローグランチ、ダイアローグフライデー、ダイアローグナイトなど、対話型のイベントは毎週、毎月開催している。他にも部活動に予算がついているので、いろいろな部活動でイベントが行われる。
ぼくらがこんなに社内イベントに力を入れているのは、ただ楽しいというだけでなく、オシロの社員として楽しく、仲良くなってもらいたい、という気持ちが根底にある。
そしてなにより、クリエイティブな組織になってほしいと思っている。創意工夫を重ねることで、人生はより面白く豊かになるからだ。
ぼくの考える「クリエイティブ」について話すと長くなるので…それについてはまた後日お伝えしたいと思う。
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