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(最初の会社)商社系大手専門商社.V1-2

出向が辞令で発令されましたが、4月は形式的に出向元の研修を行い、5月から出向先の研修を受け、約2か月の入社研修が終わりました。

研修の内容は挨拶や名刺交換の仕方、各事業の説明などスタンダードな内容でした。当時の私はその有難みを全く感じていませんでしたが、数十社の中小企業やスタートアップ企業とお仕事をさせて頂いた現在では、会社に余裕と利益が無いと研修自体が出来ない事なので、とても贅沢な時間だったと思っています。

そして、とうとう6月から千葉での勤務が始まりました。千葉は小学5年生まで住んでいた為、社会人をスタートする最初の勤務地が千葉である事は何かの縁だと思いながら、初めての一人暮らしの準備を終え出勤が始まりました。

配属になった事業所(出荷センター)は、私と同様に出向先から3年上のA先輩(男性)と4年上のO先輩(女性)と私の3人がセンター管理と実務を行い、残りの実務と作業を協力会社(要は下請け企業)の社員が対応していました。我々の目的は千葉県の某CVS、335店舗に対して常温の加工商品を365日安定供給する事でした。既に内情としては某CVSが管理する全国の常温出荷センターの中でサービスレベルが日本一の状況でした。

一緒に働く先輩達については、A先輩は機嫌の波が激しくちょっとでも機嫌が悪いと事務所内で段ボールを壁に投げつけたりする様な今考えてもとんでもない人で、本社担当者とは毎日バチバチとメールで戦っていました。ただ一本だけ?筋が通っていて会社の為になる事であれば責任をもって何でも対応する様なある意味頼りになる人でした。O先輩は社内でも特に可愛い顔と可愛い性格の人でした。覚えている事はA先輩から酷い事を言われては休憩室で泣いていましたが、いつも私の事を見守って頂き、仕事上では助けて貰いました。

ここで働いた事は、仕事に対しての責任感や向き合い方など、今のビジネスマンとしてのベースとなっている部分を構築した期間でした。後々、様々な会社で働く事になりますが、どこに行っても現場の状況をイメージしながら、ある程度的を得た指示が出せるスキルを身につけられた事は大きな財産となっています。

また、どこの会社にもいる、自分の権限を利用して相手(部下)の事を考えず指示を出し、周り(社内全体)の社員を不愉快にさせる人と仕事をする事が出来る、抗体を作ってくれたのも、ここでの経験が生かされている様な気がしています・・・

次回V1-3に続く・・・

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