見出し画像

だし巻き卵のマイベストレシピ、爆誕。卵、白だし、片栗粉があればおいしく巻けるし、楽しいぞ!

今回は我が家のだし巻き卵レシピを紹介します。PDCAサイクルをぶん回して研究した結果、ポイントは白だし、片栗粉だと判明。再現性も高いし、なかなか簡単ですぞ。
さあ、ご唱和ください「レッツらだし巻き!!」

いろんなレシピを照合して辿り着いたため、他レシピに似ている可能性もあります。ご了承ください。

18歳で親元を離れて以来、黙々と自炊を続けている。
「時間を忘れほど料理が好き!」というわけではないが、自炊すれば安く上がるし、好きな味に仕上げられるし、なんだかんだで調理工程も楽しいし、12年間黙々と台所に立ち続けている。

好みのメニューは多数あるが、答えが見つからない料理もある。
そのひとつがだし巻き卵だ。

さまざまな配合、焼きやすさ、量……個人的に究極だと感じる配合は何なのか。さまざまなレシピを調べ、気が向けば作り、反省し、日を改め作り直しを繰り返していた。

そしてとある初冬の日、昼飯に軽い気持ちで作ったところ爆誕したのだ。だし巻き卵のマイベストレシピが。以下に備忘録として書き綴る。

必要なものはこれだけ

調理道具

・だし巻き卵用フライパン(テフロン加工のものがおすすめ)
・菜箸

わたしの母は丸型の鉄フライパンでうまいこと作っていたが、どうにも鉄製は火力調整が難しく、よく手入れをした鍋でないと焦げ付きやすい。あれこれ使ってみた結果、テフロン加工がされた長方形のだし巻き用フライパンが使いやすいという結論に至った。
安いやつでいい。1000円以下のやつでいい。変に肩肘を張らないでいい。庶民の料理は庶民のアイテムで作るのがベストだ。

そして混ぜるのも焼くのも菜箸があればできる。世の中にはだし巻き用のヘラなど便利アイテムも売っているが、テフロン加工フライパンなら菜箸で十分。
不安であればフライ返しを使うのもあり。だが、洗い物を極限まで減らしたい欲が生まれた段階で、菜箸へ一本化してもいいだろう。

材料(一人前)

・卵:2個
・白だし:小さじ2
・水:大さじ1
・砂糖:小さじ1/3
・片栗粉:小さじ1/2
(薄味なので好みで塩を少々)

卵2つ分のレシピなので一人前で考えてOK。もし増やしたい場合はこの比率で計算すればいいんじゃないかと思う。

個人的ポイントのひとつ目は片栗粉。これがあるかないかで巻きやすさが変わってくる。ぜひ投入してほしい。特におすすめはボトルタイプの片栗粉だ。

私は『日清 水溶きいらずのとろみ上手』を愛用しているので、だいたい4振りほど入れている。ダマになりづらいし非常におすすめ。中華などのとろみ系の料理でも重宝する。ぜひ。

ポイント2は砂糖。ここでの砂糖の役割は「白だしの角を取る」というもの。食べたらわかると思うが、ほぼ甘味は感じない。最初は私も入れていなかったのだが、少々入れた方がまろやかな味わいになるのでおすすめ。

時間配分のイメトレ〜RTA感覚でたのしんで〜

だし巻き卵は手早く作るのがコツだ。リズム感と勢いで、踊るように作ろう。
最初はゆっくりで良いが、慣れればRTAに挑むような感覚で挑むのがおすすめ。楽しいよ。

<わたしの時間配分(目安)>
材料を混ぜる・フライパンを熱する(同時並行作業):3分
焼き、巻き、焼く!:30~40秒/層×3~4→1分半〜2分40秒
計:最大6分ほど

我が家のだし巻き卵の作り方

イメトレが完了したら作ろう。アップテンポな音楽を流しながら作るとテンションが上がって楽しいぞ〜!

1,すべての材料を器に入れ、菜箸でかき混ぜる。

全部入れればいいのよん

かき混ぜるときは、白身を縦横に切るように混ぜる。直線上を行ったり来たりするように混ぜるイメージ。白身が固まっていると焼くときに量を間違うので注意。

縦横に切るイメージ。合計100回くらい混ぜればOK

2,フライパンを加熱する。

フライパンに油(分量外、わたしはいつもオリーブオイル)を引いて熱する。火加減は中火で。
菜箸をフライパンにつけて、じゅうううう〜…とすぐさま反応がある程度まで温度を上げる。温度が低すぎると固まるまで時間がかかり、リズミカルな巻きのテンポが乱れる(個人比)。

菜箸を入れた瞬間に音が鳴ればいい感じ

3,第一層を作る。

この分量であれば三〜四層作れる。まずは第一層だ。正直、コアの部分となるので上手に巻けずともまとまっていればOK。

一層目は綺麗にできなくても大丈夫

奥から手前に巻いていくのだが、その際フライパンを持つ左手と菜箸を持つ右手のリズムを合わせるのが大切。大縄飛びに入って出るように、ヒョイヒョイとタイミングを合わせよう。

4,第二〜四層まで巻いていく。

手前まで巻ききったらまた奥に卵焼きをスライドさせ、卵液をフライパンに注ぐ。菜箸で卵焼きを軽く持ち上げ、卵焼き本体の下にしっかり卵液が浸透するように。

本体の下に卵液を浸透させたあと

そしてまた加熱。恐れず中火で満遍なく熱するのだ。気泡が膨らんできたら菜箸で穴を開け潰す。もぐら叩きの感覚で。

手前方向にひょいひょいと軽快に巻いていく

20~30秒ほど経ったら、さあ巻こう。第一層の要領で両手のタイミングを合わせて手前に巻いていく。片栗粉のお陰で卵がしっかりとしているので意外と破れない。破れても自分が食べるので大丈夫。売り物じゃないし。

巻けたら卵本体をフライパン奥側までスライドさせ、同じ工程を繰り返す。卵液がなくなるまで地道に続けよう。

5,できあがり!

最終層を巻き終えたら終わり。好みにもよるが私はとろとろ系が好きなので、完成した瞬間に火を止めて手早くお皿に出す。

せっかくなのでお気に入りのお皿にのせて

どうにか完成まで辿り着いただろうか?
ちょっと不細工でもかまわない。味はおいしいのだから。

片栗粉を入れると形も綺麗にまとまる気がする
熱いので火傷に気をつけて切る
できあがり〜!!!

なんにせよ、だし巻き卵の調理は愉快

ここまで書き綴っていてなんだが、今回のレシピは現段階における暫定版に過ぎない。料理はトライアンドエラーの連続だ。より良いレシピを目指して、台所に立ち続ける限り研究を続けるのだろう。

ある日の在宅ワーク飯。我が家のだし巻き定食だ

色々書いたが、だし巻き卵の調理は本当に楽しい。これはまじの話。
在宅ワークでだるい気分になった時、サクッと巻いてごらんなさいな。前回より上手にできたら自己肯定感爆上がりだし、ちょっとへたっぴでも美味しいからオールオッケー!
晩酌中にほろ酔い気分で巻いたっていい。酒を飲みながら台所に立つ喜びは何にも代えられない。

そんなわけで、愉快なだし巻きライフは続くのである。

この記事が参加している募集

レシピでつくってみた

イチオシのおいしい一品