牡鹿戸

【Oshikado】

牡鹿戸

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マガジン

  • ●散文、雑記、詩っぽいの。

    ギンフルマの青いやつの延長とか

  • ☆コント  のようなものとか

    登場人物2人以上のギャグ的・声劇向け掛け合い台本がメイン。たまに1人向けの読み物系ネタも。

  • ◎短編 のようなものとか

    短編小説っぽいもの。のようなもの。

  • ◇撮ったやつ

    自分で好きで撮影したやつ。

最近の記事

2024.9.18(仮)

考えることは好き 気づけてる自分は少しえらい でも考えたことはつまらない 高架線下の住宅街 タブレットで摂取するエンタメが 自分の心を軽く超えてしまう 感想書けばすらすらって綺麗事 傷ついた自分を認められもしない きょうは気分を変えたくて 網膜が赤く焼きつくまで 気力も全部なくなるまで セイウチの動画ばっか観てた 受信した日時はどれも3年も前で 今さら観てやっぱ後悔する そりゃあ 友達は大事さ 「もっと早く教えてくれよ」とか 思ってないよ 生きる勇気と知恵を

    • 「条件が合えばセックスできます!連絡ください!」 って海外スパム垢のメッセージが来てたのだけど 「条件が合えばセックスできる」 「合わなければセックスしない」は 人類ほぼ全員そうだろう、と思ったし そこに人類何万年の営みの普遍性と変遷が同時に見える、とかくだらないこと考えてた

      • 窓開けっぱで冷房かけてしまってた 閉めた その日の小さな幸せすら 最後のひと押しでいつも掴みそこねている って顔してた

        2024.9.18(仮)

        • 「条件が合えばセックスできます!連絡ください!」 って海外スパム垢のメッセージが来てたのだけど 「条件が合えばセックスできる」 「合わなければセックスしない」は 人類ほぼ全員そうだろう、と思ったし そこに人類何万年の営みの普遍性と変遷が同時に見える、とかくだらないこと考えてた

        • 窓開けっぱで冷房かけてしまってた 閉めた その日の小さな幸せすら 最後のひと押しでいつも掴みそこねている って顔してた

        マガジン

        • ●散文、雑記、詩っぽいの。
          121本
        • ☆コント  のようなものとか
          37本
        • ◎短編 のようなものとか
          20本
        • ◇撮ったやつ
          19本

        記事

          雑記 2024.9.1

           「2015年くらいに貴方が作っていたものは良かったですね」というようなことを、少し前に言われた。  言った側に悪気がないのは分かっていた。  けど今の自分が否定されているようで、やるせなかった。  改めて見ると、当時作ったものは自分でもよく出来ているなぁと感じる。  少なくとも自分の好みである。  今の自分が失ってしまったものを強く感じる。  なぜか出来なくなってしまったことがまだ出来ている。  何をどういう経緯で失ったのか、それは自分でも分かりきってないし、長くなるから

          雑記 2024.9.1

          2024.8.25

          オリオン ケフェウス カシオペア 人の塊がいくつもある それらはひどく無機質に見えた 文字と音声と映像でできた"あたたかみ"が それぞれの塊をゆるやかに結んでいる 個性という言葉は その中からしか聴こえてこない 塊からはがれ落ちた人々が ぱらぱらと 純粋な氷に飲まれてゆくのを 何度も見た 何度も目を背けた 恐ろしい空だと思った #詩 #のようなもの

          心が空っぽのベンチみたいになってる。

          他人と自分を見比べて 自分の心に何がいるのか 何がいないのか 気付いてしまう 「自分」というものが 確固としてある人もいるけど 最初からよくわからないままでいる人間もいるよ 心が空っぽのベンチみたいになってる 誰か他人の価値観や言葉がその中心に座っている その心の中心にいる「何か」こそが「自分」なのだと 思って生きててもさ いつのまにか代わってるし 代わる代わる いつか空席になってる時間のほうが長くなってて いるよ そういう人間も  こだわったり 大切にしたり  立

          心が空っぽのベンチみたいになってる。

          この世界に わたし 偶然居合わせてしまっただけ お祭りの提灯 ゆらゆら 金色のお酒を月に掲げ 重い湿気の熱帯夜 泳ぐ およぐ  この世界で わたし 失くした台本をさがしてる 寄せる人波 夜の蝉 遠雷と花火が競い合って 手を繋ぐこども きらきら お辞儀する おじぎする

          この世界に わたし 偶然居合わせてしまっただけ お祭りの提灯 ゆらゆら 金色のお酒を月に掲げ 重い湿気の熱帯夜 泳ぐ およぐ  この世界で わたし 失くした台本をさがしてる 寄せる人波 夜の蝉 遠雷と花火が競い合って 手を繋ぐこども きらきら お辞儀する おじぎする

          ノクターン。

          四畳半の天井に ラップランドの星空の空想をひろげて オーロラを吹きながしてあそんでいた 中学2年の夜 ひとつきりの黒い岩陰 ノクターン あの夜の底に 寂しみや 悲しみや あらゆる未知の感情が潜んでいた その熱 うごめきを 背中に感じていた #詩 #のようなもの

          ノクターン。

          21時に眠剤飲んでログアウト。

          ストーリーがないと 自分の悲しみさえ持てないような 不感症の群れに 自分自身が含まれていること 言葉では否定できない 夜の情報の渦 こんな世界 21時に眠剤飲んでログアウトです * 「言葉にしなければその感情は無かったことにされてしまう、だから叫べ、叫べ、叫べ」って ミュージシャンの人が 必死に黙って文字で打ってたの笑ったっけ 哀しくって *  今どきの若いもんは  記憶容量に恵まれすぎて儚さが足りない * 先生こうも言ってた 「つまるところ、生き物の本能は

          21時に眠剤飲んでログアウト。

          夕焼け ゆれる ストラップ 銀色のチェーンの1粒1粒に 夕焼けの光 消えのこって ゆれている せっかくのいい日を だめにしてしまった

          夕焼け ゆれる ストラップ 銀色のチェーンの1粒1粒に 夕焼けの光 消えのこって ゆれている せっかくのいい日を だめにしてしまった

          聞こえてはいたんだ。

          「どうせ聞こえてないだろう」って 確かに聞こえていたんだよ 毛布で耳を塞ぐのは むしろ人間の声が頭の中を延々反響して うるさくて ひとつひとつ意味としてとらえてたら 単純に心がもたなかったから 「どうせ聞こえてもわからない」って そういうの確かに聞こえていたんだ 子供の頃は 「苦しい、苦しい」とよく鳴いた 僕が鳴くと 人間は優しさでなく不機嫌さから 長い長い説教をはじめた 「鳴かないで聞きなさい」 「こっちを向いて聞きなさい」 聖書くらいパターンの決まった話 聞

          聞こえてはいたんだ。

          たまに人に伝わる。

          人の心は 主観的で身勝手なカタパルト 発射され続ける紙飛行機は いつも余計な意味や言葉ばかり纏っている と思う そんなもので 他人の心の外殻をやぶろうとか その誰かの心の 奥に 何かを伝えたいとか そういう 身のほどをわきまえない情熱がさ たまに 人に伝わるんだよね 信頼を結べない世界の中で 人の心に伝わるものって 本当は 純粋な熱だけなのかもしれない って最近思う 身のほどをわきまえない 夜明け前のあこがれみたいなやつのさ 空気のふるえを感じるような 青い静かな

          たまに人に伝わる。

          他人の悲しみを模倣するところから始まる長い長い自由研究。

          他人の悲しみを模倣するところから始まる長い長い自由研究。

          みどり。

          緑に囲まれた 白い石造りの 古い家は 見たことはないのに 懐かしい気がしました 長い廊下が縦横斜め 飴色の階段が縦横斜め あちこちに走っていて ぼくも好奇心の揺れるまま あちこち歩いた気がします そうして ぼくは 階段の奥の 天井裏みたいなところを見つけました 小さな窓からさしこむ緑の光の下 ぼくは 真剣な表情で ぼくが ずっと大切だと信じてきたものを そこに並べていました あとの 細かいことは覚えていません 目がさめたとき 全部ぽろぽろ消えてしまいました そうい

          人に理解してもらえる言葉を、このまま、まったく話せないままでいいのだろうか。 #写真

          人に理解してもらえる言葉を、このまま、まったく話せないままでいいのだろうか。 #写真