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たまに人に伝わる。



人の心は
主観的で身勝手なカタパルト

発射され続ける紙飛行機は
いつも余計な意味や言葉ばかり纏っている
と思う

そんなもので
他人の心の外殻をやぶろうとか
その誰かの心の 奥に 何かを伝えたいとか
そういう
身のほどをわきまえない情熱がさ


たまに
人に伝わるんだよね


信頼を結べない世界の中で
人の心に伝わるものって 本当は
純粋な熱だけなのかもしれない
って最近思う

身のほどをわきまえない
夜明け前のあこがれみたいなやつのさ

空気のふるえを感じるような
青い静かな点滅を繰り返す滑走路で

きみは
無数の翼を 磨き続けている