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実際に行ってみた!グローバル化と日本

お仕事学 基礎編、2.環境の変化についての最初のテーマはグローバル化。本編ではグローバル化が促進された背景とその影響。
Voiceでは、コロナの前に実際に行ってみた、中国の深セン、エストニア、イスラエル、ドバイの現状と日本人が大好きな?シリコンバレーのトピックスを紹介しています。

日本はある時点からずっとアメリカやシリコンバレーにキャッチアップしようとしてきたように思います。しかし、2018年、中国のシリコンバレーと言われた深センを訪問した時は衝撃でした。すでに中国はシリコンバレーをぶっちぎっている印象でした。同行者には、大学名誉教授、大手企業元社長や役員、ベンチャー企業社長等、早々たるメンバーだったのですが、皆、一様に感じたことは「日本は到底、中国に追いつけない」ということだったのです。信じたくはないですが、事実でした。
ほぼ同じメンバーで2019年に行ったエストニアでは、小国ながら、行政サービスの99%を電子化し、究極のペーパレスでGDPの2%(約580億円)のコストを削減していました。何より、ここで素晴らしいと思ったのは、「アイデンティティの国民主権」を実現していること。エストニアの人たちは、自分たちで自分の情報をどう扱うか、をちゃんと認識してサービスを享受しているのです。また、エストニアで印象的だったのは、卓越したヒーローひとりがいるのではなく、政府と民間がコミュニケーションし連携し試行錯誤して作り上げたしくみだということでした。

持たざるものの成功

エストニア、イスラエル、ドバイに共通するのは、持たざるものの成功です。エストニアは寒くて土地も肥沃ではないので農作物もあまりとれません。ロシアやドイツの占領からようやく独立した小さな国。イスラエルも、全世界に散らばるイスラエルの人たちが、成功して自国に帰りたい、と思う強い意志が原動力になっています。ドバイは石油の産出量は少なく、産出したとしても、いずれ枯渇することが想定されており、何か産業をと作らねばと考えた真珠の養殖も日本の真珠養殖にかないませんでした。ならばと考えたのが「国自体をアミューズメントパークにする」というアイデア。近隣にの石油王も満足させるような、世界一の観光国家になりました。

日本は成功体験があるので、過去の経験を引きずり勝ち。もともと「持たざるもの」のほうが、実は有利なのではないか、と思います。企業でいうならスタートアップ、人なら、若くて経験も少なく、また華々しい学歴がなくても、それがかえってパワーになるかもしれない、ということです。

「お仕事学 基礎編」は、あくまで社会人初心者向きです。BGMやふらっと立ち寄れるカフェを目指していますので、むずかしいお話はしていません。ぜひ「お仕事学」第3回 グローバル 3編にお立ち寄りいただければ嬉しいです。

【第3回】2 環境の変化 2_1 グローバル化

3 10 2_1 環境の変化 グローバル化 202206 02
https://youtu.be/i9Bxwm44MAE

3 11 グローバル CLIP 円安 202206 02
https://youtu.be/gcfsOmRTyG8

3 12 グローバル Voice グローバルの現状 202206 0
https://youtu.be/uRX2-FMOtvM

「お仕事学 基礎編」 チャンネルURL
https://www.youtube.com/channel/UC5V0AMTgfUuO4wVEmn3Z0kQ


 

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