ヴァレンティノの独創性、セレブに愛されてきた物語
こんにちは!
健太です。
今回は、アイコンバッグ「ロックスタッズ スパイク」の新作が発表されて話題となったヴァレンティノを紹介していきます。
クチュールブランドとしてイタリアファッション界の歴史を変えたとまで言われるブランドはどのような変遷を辿ってきたのでしょうか?また、数々のセレブリティに愛されてきた秘訣とは何だったのでしょうか?
■ファーストレディに愛された服
若かりし頃からアートの分野で育ってきたヴァレンティノ・クレメンテ・ルドヴィーコ・ガラヴァーニは、1960年に自身の名前を冠したブランドを立ち上げます。
ヴァレンティノの創業や成長は、ジャンカルロ・ジャンメッティ抜きでは語れません。ブランドのビジネス部門を担当して、パートナーとしてヴァレンティノをデザイナーの仕事に集中させました。ジャンメッティの腕利きもあり、1962年のファーストコレクションから成功し、知名度を上げていきました。
その後、ヴァレンティノはイタリアに留まらず世界中でコレクションを発表していきます。そして世界的に名前を有名にしたのは、ヴァレンティノの服を愛したセレブリティの存在も大きいです。
その代表として、ファッショニスタとして有名だったジャクリーヌ・ケネディ夫人が挙げられます。夫であるジョン・F・ケネディ大統領の喪明けにもヴァレンティノを着用していました。夫人が切る服は世界の注目の的であり、必然的にヴァレンティノにもスポットライトが当てられていました。
■ヴァレンティノの赤
ブランドの特徴として、独自のスタイルを発表し続けてきたという事があります。その一つが「ヴァレンティノの赤」です。
アトリエでの修行時、バルセロナでオペラを鑑賞したヴァレンティノは舞台衣装が赤で統一されていることに気付きました。このオペラを見て以来、彼の最も愛する色はレッドとなりました。
ケネディ夫人を始めとして、ニコール・キッドマンやキーラ・ナイトレイなど多くのセレブリティ達がレッドカーペットやイベントでヴァレンティノのレッドドレスを着用してきました。視線を引き付ける華やかさで、勝負ドレスとして選ばれ続けてきたのです。
その他にも、女性を窮屈なファッションから解放するためにウエストラインがゆったりとしたシミューズ・ドレスを開発したり、古代ローマから現代のポップアートに至るまで世界の伝統・文化遺産を作品に取り入れるなど世間を驚かせるデザインを多数発表しました。そのような独創的な感性がヴァレンティノの魅力でもありました。
■おわりに
芸術的な感性を大いに取り入れて発展してきたブランドであるヴァレンティノ。
ショーの一つ一つまでエレガンスに洗練されており、今後も優雅でユニークな作品で世界を魅了し続けることでしょう。
それではまた!
服部 健太
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