プラダ、カリスマ的な一族
こんにちは!
健太です。
イタリア中部ペルージャの工場で、新型ウイルス対策として防護服やマスクの生産に乗り出すと発表したプラダを今回は紹介していきます。
代名詞であるバッグ以外にも服やシューズなど、優れたユニークな商品を発表し続けるプラダはどのようにブランドを構築してきたのでしょうか?
■革新を続けたミウッチャ
プラダの歴史は1913年にまで遡ります。
マリオ・プラダ、マルティーノ・プラダの兄弟で店舗を構えたことが端を発します。
当時のプラダはスーツケースやトランクなどを動物の皮を使って豪華に作り上げていました。しかし、その後戦争の影響もあり、経営不振に陥ってしまします。
そのブランドの危機を救ったのは、マリオの孫娘である3代目デザイナー、ミウッチャ・プラダでした。
公私ともにパートナーであったベルテッリと共に伝統を打ち破り、革新的なスタイルを確立していきました。
■センセーショナルなマスターピース
ミウッチャ以降の時代で新たに発表された製品はどのようなものがあるのでしょうか?
いくつか紹介していきます。
○ナイロンバックパック
ベルテッリの「プラダは新しい一歩を踏み出さなければならない」という一言から生まれた、ナイロン製のバックパック。
シルクのように軽く、丈夫で撥水性があり、手触りもよく、この素材を気に入ったミウッチャはプラダの代名詞ともなるバックパックを開発しました。
○シューズ事業
元々バッグをなめし革を使用していたプラダ。それを利用してシューズも制作することが出来るとベルテッリはミウッチャに提言したところから、シューズ事業もスタートしました。
絶妙な色使いの革を合わせたり、ソールやトゥに独特のデザインを施したシューズは市場を席巻し、人気を博しました。
■おわりに
常に業界に新しい風を吹き込んできたことでカリスマ的人気を誇っているプラダ。
先日、遂にプラダ一族以外に外部からデザイナーを招聘したことでも話題になりました。しかも、あのラフ・シモンズです。新生プラダに今後もますます目が離せません。
次回は、プラダと同時期に創業されたイタリアのブランド、フェンディを紹介していきます。
それではまた!
服部 健太
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