伝えるとは「話すこと」
はじめに
オレが発信活動を始めてから、そこそこ時間が経ちました。先日の投稿でYouTubeやTikTokの今日の名言は100日目でした。正直いうと途中ミスがあって101日なんだけど…伝えたいことや知ってほしいことがあるから、こんな活動をしているわけだけど、想いを伝える手段はひとつしかないとオレは思ってる。それは「言葉にする」こと。そのなかでもオレは「話す」ということが最も有効な手だてだと思う。だから、オレは話すことが好きなのかもしれない。恥ずかしげもなくいうけど、オレは比較的話すのが得意だと思っている。話す力に助けられたこともたくさんある。そこで、今日は話すことや伝えることを学びたいみんなに、オレがおすすめするスピーチを紹介しよう。これらのスピーチを見たら、きっとうまく話したくなる。話すことの魅力に気づくのが第一歩だからね。
おすすめのスピーチ
1 西野亮廣
このスピーチは近畿大学の卒業式でお笑い芸人のキングコング西野さんが近畿大学の卒業式で行ったものです。このスピーチのすごさは「ユーモア」と「緩急」です。まず、「ユーモア」。我々がスピーチを聞くときには2つの判断をしている。1つは「この人の話が聞きたいか」、もう1つは「この話をどんな雰囲気で聞くか」。これを探りながら話を聞き始める。この2つを同時にクリアするのが、ユーモアだ。当然のことながら、面白い人は魅力的だ。だから、話を聞きたくなる。そして、ユーモアがあることで「この人の話は笑っていいんだ」と相手に認識させることができる。聴衆をつかむスキルとしては最上であると言える。そして「緩急」。前半のユーモア溢れる話が、実は本筋の伏線になっている。そして、隠していた熱い思いを丁寧に言葉にして紡いでいく。自分の経験や感覚を織り混ぜながら、聞き手にプレゼントを与える。最後は何だか前向きになる。話していた西野さんのことをちょっと好きになる。お手本のようなスピーチ。見事に引き込まれる。あまりにすごすぎて、かつて授業で見せて、解説するくらい感動したスピーチです。
2 鴨頭嘉人
この方はYouTube講演家として活動をしている鴨頭嘉人さんです。自分の講演の多くを無料で公開しています。このスピーチのすごいところは「流れ」と「パワーワード」。まずは流れ。つまり構成だね。話の組み立てがシンプルかつ、感情移入しやすい形になっている。具体例や経験をうまく交えながら、感情ののった話し方で聞き手を引き込んでいく。時には涙を流しながら話す姿にはなかなかの引力を感じる。そしてパワーワード。すなわち印象に残りやすい強い言葉。「言葉は圧倒的に足りない」というフレーズは聞き手の心に残りやすい。そんな言葉をちりばめて、言葉を思い出すだけで、スピーチのハイライトになるような構成がなされている。これもかなりのスキルだと思う。この方は「話し方の学校」という講座を開いている。それだけにスキルはここに書ききれないレベルで、そしてオレには見つけきれないレベルで使われている。これも聞くしかないスピーチの1つだ。オレのクラスでは「いいね」が飛び交っている。
3 田中修治
この方はOWNDAYSというメガネメーカーを復活させた敏腕社長。「破天荒フェニックス」という著書で一躍有名になった。このスピーチのすごさは「視点」。全く我々が見えてない世界を見せてくれるスピーチも確かに魅力的だが、実は「気づいているけど、やれないこと」や「当たり前と思って、考えていないこと」なんかを刺激してくるスピーチもすごい。このスピーチはこの後者にあたる。淡々とロジカルに進むスピーチによって、話のラインから外れることなく結論まで連れていかれる。そして、その言葉からエネルギーをもらって、行動に移せる。そんな即戦力になるようなスピーチ。素晴らしい。
4 神谷宗幣
この方は先の参議院選挙で国会議員になられた参政党の神谷さんです。まず、最初に言っておきたいのは、オレはこの人を政治的に応援しているとか、主張に賛同しているということではないということ。この紹介に政治的な感情は全くない。推してもないし、否定してもいない。あくまでも、喋り手として見たときに、すさまじいパワーをもっていると感じたから、リスクを承知で紹介しています。このスピーチのすごさは「リズム」と「熱さ」です。まず、リズム。短い文を使うことで、同じくらいの長さの文を使うことで、話全体にリズム感が出てくる。とても耳当たりがよく、言葉が届いてくる。そこに、バランスのよい強弱が入る。時には問いかけるように話してくる。そのリズム感の心地よさが、聴衆を魅了しています。そして、熱さ。自分の言いたいことに向かって、少しずつボルテージをあげていく。そして、スピーチの最後にしっかりとピークをもってくる。聞き手には余韻が残る。「なんかすごかったな」という感覚にさせる。そんな熱量をもったスピーチ。このスキルが、今回の選挙にうねりを生んだ一因になっているんじゃないかな?聞き応えのあるスピーチです。
番外編 江頭2:50
これはちょっと特殊な感じ。お笑い芸人の江頭さんが入学式でスピーチしたものなんだけど。ぶっちゃけ、スピーチスキルとしては、うまくはない。でも、世の中には「それでも引き付けられるスピーチ」ってものがあると知ってほしくて、このスピーチも紹介することにしました。なんだかわからないけど、「必死さ」というか「まっすぐさ」というか…そんなある意味「人間力」がスピーチの魅力になるということを感じさせてくれる。とても価値のあるスピーチだと思う。「自己開示」とかテクニックが入ってるけど、無意識かもしれない。なんか不思議な魔力があります。
番外編 中田敦彦
今回はスピーチということなので、番外編に入れさせてもらったが、話すというスキルで言えば、お笑い芸人の中田敦彦さんを外すことはできない。中田敦彦のYouTube大学はとにかくわかりやすい。オレの好きな漫画の授業を乗せておいたが、さまざまなジャンルをシンプルかつ楽しく説明してくれる。オレも授業の参考にさせてもらっている。是非興味あるテーマでみてみてほしい。説明しなくても、すごさがわかる。
おわりに
とんでもない長編の記事が出来上がってしまった。ここまで書くつもりはなかったんだけど…何かの参考になると嬉しいなぁ。自分の表現の参考にしてみると、幅が広がるかもしれないね。まずは、真似してみることがスタートなんじゃないかな?オレも夏休みでおしゃべりがなまってるから、残りの期間で少しずつ取り戻そうと思います。
今日のおまけ(名言&TikTok)
どうせしゃべるからには価値あるものにしたい。なにかを伝えずに生きていくことは不可能だから。つまり、伝え方を学ぶということは「生き方」を学ぶことに近いかもしれない。相手になにかを残せるような伝え方ができる人になると、魅力的だろうとおもう。
https://vt.tiktok.com/ZSRAXxhwX/
それでは、今日も一緒にいい日にしよう。
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