自分らしく話すコツ(背伸びをしない、へりくだらない)
自分らしく話す人こそ最強です。小手先の話術で多少の注目を集める人がいても、自分らしく話す人のパワーには遠く及びません。自分らしく話したければ、まず、背伸びをしないこと。次に、へりくだらないこと。どちらも大切です。
人前で自分らしく話すには?
人前で話す時に、多少の緊張があるのは普通です。僕は、多いときでは年間150本回の講演を日本各地でやっています。そんな僕でも、いまだに緊張することがあります。
緊張すること自体は、別に悪くありません。人前で緊張するのって、当たり前ですよね? 当たり前のことが悪いわけないです。
でも、緊張の仕方が悪いと、人前で「自分らしさ」を発揮出来なくなってしまいます。
背伸びをすると悪い意味で緊張する
悪い緊張の仕方というのは、背伸びをしようとして緊張する場合です。例えば、特にその分野の専門家ではないのに精通したふりをしようとか、人前で話した経験が乏しいのに慣れているふりをしようとか、そういう場合です。
こういうことをすると、悪い緊張感が出てきます。まぁ、嘘をついているのと同じですから、ドキドキするのが普通です。失敗するとボロが出ます。やめた方がいいでしょう。
何よりも、自分を実際の自分より大きく見せようする心自体が問題です。
謙遜するのも同じくらい問題です
背伸びの反対で、やたらとへりくだる人も多いです。
「本日は◯◯させていただいて、◯◯させていただきますので、◯◯させていただければと思います、すみません、ありがとうございます」
みたいな「させていただく」を連射する人が若い世代を中心にすごく多いですが、「謙遜すればいい」ということではありません。
話が聞きにくいですし、自信がないとか話す資格がないとか大した話が出来ないとか、そういうことは言わない方がいいです。自信のない人のつまらない話を聞きたい人はいません。
ありのまま最強説!
背伸びもしない。へりくだりもしない。
プラスでもなく、マイナスでもない。
それが、「ありのまま」です。
ありのまま、自分らしく話す人がいますよね。流暢に話せなくても、自分らしく話す。そういう人たちの魅力、説得力の大きさは、言うまでもありません。
話術だのプレゼン術だの、小技を並べて話す人の話は、聞いていて疲れます。聴衆は聴いているのではなく、付き合わされているように感じます。たとえ冗談を言って笑いが起こっても、楽しんでいるのではなく「早く終わらないかな」と思っています。厳しいようですが、聞き手としての自分の経験を振り返れば、お分かりいただけるはずです。
ありのまま自分らしく話す呪文
最後に、ありのまま自分らしく話すコツをまとめましょう。
・背伸びして見せようとしていないか、事前に内容をチェックする
・へりくだっていないか、事前に内容をチェックする
・ありのままの自分で話そうと、決意を固める
この3つです。
そして、最後に呪文を(笑)。
これは昔僕自身が、まだ講演などに慣れないときに使っていた呪文です。会場に入る直前などに、一人になれる場所を見つけて、
「ありのまま ありのまま ありのまま」
と唱えて、背伸びをしたりへりくだったりしないように、自分を整えます。僕には効きました。よかったら、試してみてくださいね。
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