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デートは、結局、見積書である

ここでも度々登場する
モテ男Aさんと昼飲み会が開催された。
このモテの極意のネタにもなった人。
  🔻


1.5ヶ月から2ヶ月に一回、
仕事の話とか
恋愛話とか、
交流会の企画とかで盛り上がるような
飲み会をしている。

共通の趣味が日本酒なのだ。

彼がどんな仕事をしてるのか正確に知らないし
名刺交換もしていない。
でも、友達。
年上のお友達。

そこで
今回話してた議題(?)

20代、30代の多くは、デート未経験

という話。

えっ、そんな現実あるん!?
という話で盛り上がった。


▶︎デートとは、つまり……なに?

男女2人きりで食事に行ったりすることを
デートって言うと思う。

けれども
日本人はデートに対する価値観が
結構、四角四面な気がする。

アメリカのドラマなどを見てると、
デートは付き合うことじゃないし、
キスしても付き合うわけじゃない。

でも、日本は貞操観念が違う。

デートに2回行った=付き合ってる
デートに3回行った=あの子は彼女
なんて言う人も時々いるけれど。


絶対違う
私とAさんの共通認識だ。


きちんと
「好きだ」とか
「付き合ってください」とか
「これから一生、一緒にいたいです」
って言わない限り
付き合うにはならない思うのだ。

ゆるっと始まるスタート地点なしの恋愛は、
ゆるっと終わる気がするし、

確認したいのに
確認できないというジレンマになりやすい。

大人だからこそ、
ちゃんとしようよ、と思ってしまう。
ちゃんとしたくない恋愛もあるから、
それはそれでいいけど。


▶︎デートは、色を足す?

デートに行ったら
キスもセットでしょうか??

デートに行ったんだから
その後もありますよね!?

とか
すぐに色と結びつけるのは、
ちょっと、がっつきすぎじゃないかな。


という話にもなった。

もっと気楽に
デートと言うものを考えたらいいのに
意外と重たく考える。

2人でご飯行ったら、もう付き合ってる?
そんな中学生みたいな恋愛なの??


▶︎デートは、まだ見積書の段階

Aさんと2人で、
結局
デートは、
引っ越しの見積もりと同じ感じよねー。

と、
盛り上がった。

まず、
あなたと2人きりで会ってもいいかな?
という関門。

それを突破して
初めて2人きりでデートに行ける。
ご飯に行ける。

それをデートと呼ぶのかもしれないが。

そこから先も、
まだ、ふるいにかけられる。

その後もう一回
あってもいいかなぁ……って思うのか?
この人はランチ限定だなぁ……って思うのか?
やっぱりディナーも行きたいな、って思うか?

これ、全然違う話になってくる。


▶︎2人きりのランチとディナーは違う

ディナーとランチの違いって結構おおきい。

ディナーに一緒に行こうって誘われたら
やっぱり気合が入る。


それこそ
夜なんて
大人になったらそのまま朝まで過ごす
と言う選択肢もあるわけで。

フリー同士だったら、なにも問題は無い。

でもランチとなると
お昼の時間。
そこから夕方まで一緒に出かけるって言う事はあまりないと思う。
本当に盛り上がったら、じゃないかな??

ランチデートと
ディナーのデートでは
服装も持ち物も違えば、かける金額も違う。

女性陣の服の気合も変わる。

いい店のディナーに誘って
オッケーをもらってたら、
少しは脈アリかもしれないけど。

まだディナーにも誘えてないようだったら
あなたはまだ見積もり段階。


▶︎見積もりってどういうこと?

1つ目の関門
交流会や友人紹介などで、出逢った。
どうするか?

そうすると、
この人と、2人で出かけられるかどうか?
という関門がある。

その関門を突破して
初めてランチだったり
デートっていうものにいける。

続いて
1回目のランチに行けても、
その彼女にとっては、
彼氏ではなくデートに行く相手。

しかも、
君だけじゃない。
まだ他にもたくさんいるはずだ。
それだけ魅力的ならなおさら。

引越しの相見積もり状態

この人もいい人。
あの人もいい人。
でも、まだ深く知らないし、
ランチの2時間だけじゃ、わかっている部分も少ない。

そんな感覚なのだ。

モテるAさん。
このスピード感をよく理解している。

この恋のスピード。
恋に落ちるスピードと
恋の発展する工程のスピードは
男女で違うとのこと。

めっちゃ質問攻めしました。 笑笑

Aさん曰く

男は早すぎる。
デートにこぎつけたら
すぐその日の夜の、色まで求めたがる。
発想をそこまで飛躍させて、つなぎたがる。

でも女性は違う。
好きだからこそ、
丁寧に時間をかけていく。

男性は、
まだ選ばれている立場だって言うことを
ちゃんと受け止めて
受け止めた上でアピールをしていく。
そこが大事なのに
イマドキ男子はそれがわからないんだよなぁ。
もてない男子は、それがわからない。

そうニコニコ話してくれたのが
非常に印象的だった^_^


何社もある見積もりから
まずは数社に絞って

その数社に絞ったところから
さらに絞られて本命が決まる。

大人の恋というか
交流からのスタートの恋って
そういうことが多いかも。


▶︎嫌われるのが怖い?

「嫌われるのが怖いから、
 会わないんだってー。」

と、母から言われた。
ワイドショーの知識ってすごい。

それを聞いて
「あっ、スタート地点が
 好かれてる前提なのか!
 だから嫌われるのが怖いのか!」
と、感じてしまうのが、私という生き物。

そもそも、
嫌われても、好かれてもいない。
ってスタート地点で物事を見てみると、
意外と気にならなくなる。

そして
嫌われてるところからスタートだから、
あとは好かれるだけよね!

と、思えないのは、
場数と経験なのか??
SNSからくる不安なのか?
社会への不安なのか??

不安が残り、
どうなるかわからない時代だからこそ、
好きな人と一緒にいたい。
って
私は思うけど。

好きな人のためなら、
多少傷ついても気にしないよ。
私、治癒力高いから、治るもの。



きっと、
ネットニュースでインタビューされた人たちは、
その世界線じゃないんだろうなぁ。

難しい問いが残る。


▶︎恋って理屈なし、よね

ここからは私の持論。

恋って理屈でするもんじゃない。

目があった瞬間に始まって……
なんて、理想かも、と思うけど。

本当にそんな恋はある。
経験したから言う!
本当にある。

なんで好きなのか?
そう理由をつけた瞬間に
もうそれは恋じゃなくなる気がしてしまう。

あなたの好きなところは
言葉には言い表せなくて。
言葉にした瞬間に
陳腐なものになってしまう気がするんだ。

「なんで好き?」じゃないんだよね。
「だけど好き」なんだよ。
だから、感覚なんだよ。
理由や条件や理屈でなんか、恋してない。

だから
恋は落ちるもの。

ほんとに思う。


▶︎Aさんとの余談

Aさんが

「もしも君が、僕の彼女だったら、
 ハイブランドのカバンだってあげるし
 リムジンだって用意するし
 高級なお店だって連れて行くよ(^^)」

って。
爽やかな笑顔で、私に言い放った。

女の子の扱いがわかっているのと
自分のアピールポイントもわかってらっしゃる。
さすがです。

まぁ、何箇所もスタジオ経営してて
メーカーの社長さんですものね。
パーティーも主催されて、
私はまだ足元にも及びませんものね。


でも
ハイブランドにチヤホヤした時間って
私は、そんなことを求めてないんですよ。


「おいしい日本酒を見つけるたびに
 私を思い出してくださいよ(^^)
 その日本酒とおいしい焼き鳥3本でいい。

 一緒にこうやって
 話す時間を作ってくれて……。
 その日本酒の店に連れてってほしいなぁ。

 うん、
 だからAさんが死ぬまでの長い人生、
 私に友達としての役割くださいね!」

って、返したのだ。

大人になってから
恋愛のあれこれを話せる唯一無二の友達って
すごい貴重じゃん?

そんな話ができるから、
私とAさんは、
やっぱり飲み友達なんだと思う。

そんなこんなで
モテの極意のお話は続くのであった。
また質問攻めにさせてもらおうと思う。


3000文字近くなりました。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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