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愛着の形に気づいたら、ちゃんと論理で切り抜けられた話

わたしさ、
適応障害とか、〇〇障害って言葉は好きじゃないし
毒親とか、親ガチャとか、
鬼嫁とかいう言葉も好きじゃない。

急になんの宣言だよって思った方、ごめんなさい。


この前、図書館で表紙が気になって、
ちょっと借りてしまった漫画がある。

それがこれ。

あー、わかる、わかる。

というか、
少女漫画のヒロインは
比較的、全員、愛着障害じゃないの?
女性向けは愛着障害祭りだよ!
と読んでいった。

自分はどうだろう?
パートナーはどうだろう?
もしかして、
父も、母も、該当するかもしれない。

そんなことを思いながら。


こういうものは、
自分や相手を理解するツールではあるけど、
わたし自身、これ100%じゃない。



社会に出る上で
いろんな経験を積んで
「こうきたらこうする」
「こんなときはこうしたらいい!」
「そっか!次からはこんな方法もありなんだ」

気づいて学んでいくよね?

だから、
愛着障害が出やすいのは、
恋愛や夫婦、子育ての場面なんだと思うの。

だって、
学ぶ機会がないし、
大人であればあるほど、外面はちゃんと整えてる。
どんなに綺麗な人でも、
トイレは行くし、寝起きでヨダレの日だってあるけど、
ちゃんと整えてから家を出るもの。


自分は?
と振り返った時に、
昔々は
不安定型だったし回避型もあったし複合的だったなぁと感じる思い出がたくさんあった。


愛着障害は、自分のせいじゃないからね。
と本には書いてたけど!
「親のせい」とするには、
あまりにも「親」への負担が大きくないかい?
と思ってしまう。
まぁ、わたしが子育て現役世代だから、そんなことを思うのかもしれない。


元不安型だから、
当時は!余計なことを考えるのだ。
「こんなことされた」という事実があったとき、
それに枝葉のように不安要素がたくさんくっつく。
もうね、面白いくらいにくっつく。
「こうかもしれない」
「いや、こうかもしれない」
と、
ネガティブな選択肢ならたくさん思いつくのだ。
そして最後に
「嫌われた!」となる。

事実はひとつ。解釈はたくさん。

本当、それしかない。
その「解釈」が、基本はネガティブ!そして「自分はダメだよね」ルートに落ちるのだ。


   ポジティブな発想ルート(運のせい)
         /
  /
事実 ー 現実を知る
     \
         \
   ネガティブな発想ルート(全部自分が悪いと思う)

こんな感じだ。
ネガティブな発想ルートに落ちやすいなら、
現実を知るルートに行けばいいのだ。
だって、そんな急にポジティブルートになんて行けないもの。



それがわかってから
「聞いてみないとわかんないしね」と思うようになった。

わたしは、そうされて、こう思ったけど、
あなたは、何を思って、そうしたの?

と、聞くしか正解はわからないのだ。
聞いても本音を言うとは限らないけど、
聞いたからには、その答えを信じたい。

そしておもしろいことに、
だいたいが「えっ?そんなつもりなかったけど」と言われるのがオチ。
デフォルトの思考回路がネガティブ、って自覚すると、
「なーんだ、また初期設定アプリが勝手に起動したのか。」と思える。
そんなに不安にならずに済むのだ。初期設定のアプリって小さい頃に入ってるもので、
大人のわたしに、アップデートしたらいいんだもん。

そんなとき、仲良くしてる友人を思う。

わたしはなんであの子たちと仲良くしてるんだろう?
一緒にいるのが楽しいからだよ。損得じゃない。
なら、あの子たちが事故に遭ったり、入院したり、大変なときは支えたい?
もちろん支えたい。
そんなことを頼まれたときに嫌いになるかな?
わたしは、嫌いにならないよ!

ねぇ、
あの子たちも、そんなことでわたしを嫌いにならないよ?

友情だって、愛だよ!

これ、親や彼氏じゃなくてもいいのだ。
恩師でも、友達でも、後輩でも。
犬でも、猫でも。
もちろん、彼氏でも親でも夫でもパートナーでもいいんだけどね!


「好きだから相手の幸せを考えて身を引く」
なんて、
過去のわたしは、結構、普通にできちゃう。
「俺の幸せ、勝手に決めるな!」
って
言われたこともある。
たしかになぁ、と思ったのだ。


これで、ある程度は
不安型が調整できるのだ。



次は回避型。
これはまだ時々出てる気がするけど、
それでもだいぶマシになった。

回避型は自分の世界に逃げ込む。
相手を無視する。
知らないふりをする。
向き合うのが苦手ってやつ。

自分の世界に逃げ込んでも気になるじゃんね。
回避型は気にならない…というか、心のスイッチオフにする。
だから,何も感じないらしい。

ハードで悲しすぎる過去のことに対しては、
わたしは、回避型だった。
というより、自分を守るために記憶をなくしてた。
それを小説やショートショートという形で、わたしは昇華していったのだ。


気づけば対策できる。
自動的に起動するアプリを
わたしという端末から完全にすぐ消すのは難しくても、
通知をオフにしたり、見えないところにしまったり、更新しないという手がある。

でも、
バックグラウンドで動いてる!と知らない限り対策はできないのだ。


愛着のかたち?わたしってどんなタイプ?
と気になる方は、ぜひどうぞ!

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