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王道か、それともニッチか・・・どちらを描くべきか

漫画を描く上で迷うのがストーリーに関してです。少年誌だと王道の冒険バトルファンタジーものが良いのか、それとも誰も描かないような独創的な狭い分野を狙ったストーリーにするのか悩みどころです。

特に雑誌の賞に応募する時は編集部の人に気に入ってもらわないといけないので、余計に悩みます。

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王道にしてもニッチにしても、それぞれメリットとデメリットがあります。

まず王道ものは万人に受け入れやすい為、ハマれば大ヒットする可能性が高いです。

しかし王道ものは描く人も多い為、一歩間違えるとどこにでもよくある平凡なものになってしまい、編集部の人の目にすら止まらないという欠点もあります。

一方ニッチ作品の場合、誰とも内容や世界観がかぶらないのでオリジナリティあふれる作品となり、編集部の人の目に留まりやすいというメリットがあります。

しかし逆にそれを狙いすぎると、誰にも理解してもらえず読んでももらえず人気も全くでないという恐れがあります。

野球に例えるとバッターならホームラン打者か、それともコツコツ安打を打ってバントも上手い安打型かどちらが良いかという所でしょうか。

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ピッチャーなら剛速球でバッターをねじ伏せ三振を沢山取っていく本格派か、変化球でゴロを打たせて取る技巧派かという所です。

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やはりホームランを沢山打つ人や三振を沢山取る人の方が人気が高いような気がします。

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お笑いで例えると、最近のM-1の優勝者であるミルクボーイとマジカルラブリーが分かりやすいかもしれません。

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王道で小細工一切なしの漫才をやって、歴代最高得点をたたき出して優勝したミルクボーイと、これは漫才なのかという論争を引き起こしたが、誰ともかぶる事無くまさにオンリーワンで優勝したマジカルラブリーかどちらが良いかという事です。

これを見ていても、やはりミルクボーイの王道で小細工なしの漫才がはまった時の爆発力はすさまじかった一方で、マジカルラブリーの優勝は賛否両論があったので、個人的にはやはり王道ははまった時強いなという印象です。

このようにどっちにしようかと悩んでいると、結局何を描いたら良いのか分からなくなり、しばらく何も描けなくなった時期もあります。

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しかし結局たどり着いた結論は、自分が面白いと思った作品を描こうという事です。それが王道だったらそれを描けばよいですし、ニッチだったらそれを描けばよいという結論に自分の中ではなりました。

自分が描いていてつまらないものは、他人が読んでも面白い訳ないですから。




投げ銭感覚で良いので、少しでも作品に興味を持って頂いたら、皆さんの元気を、ほんのちょっとで良いので私に分けて頂けるとありがたいです。 皆さんのサポートが私の大きな力に、そして支えになります。これからも作品はずっと描き続けていくので、よろしくお願いします。