見出し画像

変化せず変化する


by 賀川グラフィックデザイン事務所 グラフィックデザイナー 賀川剣史


「普通」は「特別」だった

世界がコロナ影響下になって半年余りが経過しました。その間も個人事業主のグラフィックデザイナーとして、制限はあるものの暮らしの中で「普通」に仕事の制作が続けられることは、改めて大切な時間を過ごせていると感じています。

緊急事態宣言後の当初は、新規顧客とリアル対面が出来ないことや、展示会案件などが消えたこともありましたが、私の事業が小商いであるがゆえに、変化する社会からの影響は最小限に抑えられたようです。

グローバル社会の全体は、次の覇権を争う形で「変化」を求め「変化」を強調し続けています。しかし、これは多くが企業規模の大きさから来ている動きだと思います。

普段の暮らしの中で足元を見たとき、いつもと同じようにタンポポは咲きましたし、散りゆく桜も愉しむことができました。そんな「変化」は常に普段の暮らしの中にあります。

雲の流れのように同じ時間や空間は二度とありません。コロナ影響下で暮らすようになり、いつもの「普通」はいつしか「特別」であることに気がつきました。

解釈をつけず、見解から離れ切る

ご依頼いただく制作案件も同じ内容のものは二度とありません。近視眼的な考え方はいけませんが、目の前の制作案件を大切にして全力を尽くす。このことだけが今の変化を受け入れ、次へつなげていく私の原動力なのだと思います。

神戸市内の限定した地域内での仕事が多い中で、様々な内容の制作依頼があります。今までの考え方では厳しいこともありますが、今までも常に社会変化は普通にありました。目の前にある事象に一切の解釈をつけず、見解から離れ切ることで、また新たに見えてくるデザインもきっとあるように思います。

気がつけばグラフィックデザイナーとして30年余りが過ぎました。今まで請負制作を中心に仕事としていますが、次はコロナ影響下での変化として緩やかに、自分自身のブランドデザインも制作できるようにしていこうと思います。

画像1

デザインブランド試案1


画像2

デザインブランド試案2


画像3

デザインブランド試案3


■賀川グラフィックデザイン事務所
神⼾市内の4〜5区間を中⼼に、ブランドデザインの構築や中⼩企業の販売促進デザイン、展⽰会壁⾯デザイン、個店の店頭販促デザインなどを制作しています。
http://www.kgdkga.com


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?