見出し画像

映画「スーパー30 アーナンド先生の教室」感想 数学×世界的な大学×アーナンド先生の教育

インドの有名な私塾の物語。インドで一番の大学に入るために先生と子供たちが奮闘する。物語は、アーナンド先生が数学の論文を認められるところからスタートし、ケンブリッジ大学には行けなかったが、道端でスカウトされて、金持ちが通う塾の講師になり、高給取りへと人生を転換させる。しかし、貧しい子供たちが路上で勉強する姿を見て、さらに父親の言葉を思い出すことで、無料の私塾を作り、選抜30人のクラスでインド最難関のインド工科大学を目指すことになる。子供達に科学を教え、前職の塾から再三勧誘や邪魔をされるが、信念は曲げず、金が無くても知恵の力で状況を乗り越えていく物語になっている。日本でも同じかなと思ったが、インド工科大学は世界的な企業で働くような人材を育てている大学のようで、日本とは競争率がわ違う。合格率は1%であり、かなりの難関。日本の予備校と似たようなイメージだが、合格率が違うからかなりシビアだ。とにかく、アーナンド先生が優秀であり、インド工科大学に塾生を送り出している。一人の先生の存在が塾の経営をも左右するほどというのがすごい。無料私塾を開いてなお、前職の塾生から指導を要請されていて、実力がわかる。そもそも、若い頃に数学の論文が専門誌に掲載され、ケンブリッジ大学の入学も許可されるほど優秀である。アーナンド先生が科学を教えるカリスマがあるように見えた。常にクエスチョンを頭に浮かべ、考えることを教えるのは素晴らしいと感じる。

この記事が参加している募集

#おすすめ名作映画

8,199件

#映画感想文

67,333件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?