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映画「ある閉ざされた山荘の中で」ちょっとしたイタズラが悲劇につながる。

●昔、原作を読んでいてラストの展開は知っていたが、ハッピーエンドのようなバッドエンドのような展開はあったかなぁと。とりあえず、雨宮と由梨江はそこまで悪くないし、善意というか仲間思いだっただけ。雨宮は殴られ損で少し可哀想だった。温子はあの嘘電話は最悪で、彼女の心に突き刺さるひどい言葉が良くなかったら、彼女はあのような状況になった。正直、温子以外は巻き込まれみたいな状況であり、電話さえしなければ今回の事件は起こっていない。観たあとでめちゃめちゃモヤモヤが残ったし、雨宮と由梨江は殺されるほどのことをしたとは思えないからきつい。原作の内容はほぼ忘れていたから、ラストの展開は忘れていたから少し驚いた。ただ、温子のやったことはひどいし、あーゆー電話はかけるべきではない。彼女が心を乱すきつい電話で、温子は冗談でも彼女からしたら真剣だ。演技も相まって、温子の気の強さを感じるがやっていいことと悪いことがある。あのシーンは見ていて気持ちいいものではなく、温子は役を貰っているだけに上から目線になってしまう。許される行動ではなく、温子のせいですべてが狂ってしまったら、役者の世界とはいえ、闇というか悪というか、ちょっとしたいたずらが悲劇につながる。

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