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映画「ジョゼと虎と魚たち」感想 立ち向かうべき現実x二人の成長x人が変わるストーリー

◯恒夫が大怪我をしてから、ジョゼは外の世界に飛び出していきます。恒夫が自分と同じ境遇になりますが、かつて希望をもらった恒夫に対して物語を生み出して励ます展開は感動しました。ラブストーリーなんですが、恋愛要素よりも自分達の現実に対してどう向き合うかがポイントになっていて、ラストの展開に感動しました。最初は外の世界に憧れ、恒夫と一緒に祖との世界を旅している時にある現実が二人を襲います。自分達でどのように立ち向かうのか?その回答がラストにあります。
◯ラストにおいて、桜の木の下で帰国した恒夫とジョゼが再開します。ジョゼはしっかりと働いていて、自立した生活を送っており、すごく成長を感じて嬉しくなりました。ものがたり序盤では外の世界に飛び出せず、空想の世界にいたジョゼがこんなに大きくなるとは。物語の構成がとてもうまいです、感動します。そんな所に、不意打ちのようにジョゼに会いにきた恒夫と大きな笑顔のジョゼ。恋愛映画ですが、人が成長し、変わっていくストーリーを観るのはとても心地がいい。ハッピーエンドと思いますし、これからの二人も少し観てみたい気持ちもありますが、恒夫とジョゼの成長が描かれているので、ここで終わるほうが綺麗ですね。




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