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映画「17歳は止まらない」恋愛×動物への想い×行動力の権化

■前売券が映画「神回」とのセットだったので買って見てみた。確かに畜産、農業を学ぶ高校生の日常は斬新で、独特の主人公の瑠璃が行動力の権化でずっと驚いた。普通の主人公は恋愛といえば駆け引きであり、主導権がコロコロ変わるのが面白い部分だ。しかし、瑠璃は違う。教師の森に恋しているか、とにかく行動するのだ。何かに付けて話し、プレゼントを渡し、近づこうとする。深夜の学校に行き、告白するたもにわざわざ呼び出したりしてずっとまっすぐなので、眩しすぎた。挙句の果てに、たまたま見つけた森の家に急襲する始末。まあ、色々あって瑠璃の家に連れ込まれるのだけど、割と森がヤバかったので瑠璃が少し霞んだ。今どきの青春映画はキャラクター性が強いといった感想だ。瑠璃は恋に忙しいのだが、動物との関わり合い方をしっかり分かっているのがいい。瑠璃に恋するマサルが、鶏を殺すのは可哀想というと、怒りで言い返す。私達は生きるために動物を殺して食べている。それを認識しついる人とは分かり会えないと。考え方はともかく、17歳でしっかりと自分の考えを持っているのは印象的だった。恋だけがメインではなく、畜産も描写しているのが良かった。恋も学びも全力なのだ。

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