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映画「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」感想 ストレンジ×ホラー×邪道の魔術

ドクターストレンジは、インフィニティ・ウォーを観て好きになった。魔術はカッコよく、円環、循環、永遠を表しているのではないかと思う。単独作の前作で、ドクターストレンジの成り立ちと紹介は終わり、アベンジャーズで本格的に他のヒーローと協力していく。イケメンおじさんだがインテリで、たまに怒る姿がギャップだ。

本作では、完全にホラーになっている。特にラストはパラレルワールドの自分の死体を使って魔術で戦っているし、姿も怖い。ストレンジの魔術は正攻法と邪道があるが、今回は邪道である。そもそも、イルミナティがいる世界では、ストレンジは邪道を使い無理やりサノスを撃退したようだが、その方法自体がストレンジの脅威になっているのは皮肉だ。

ただ、ワンダが闇落ちして改心しても退場扱いになっているのは残念だ。アベンジャーズとも関わりが深く、キャプテンがいなくなった今ではかなり活躍してほしい人材だった。まあ、恋人を失い、ヴィランの影響で闇落ちしたみたいだが、今回は最後までヴィラン扱いである。かなりショックで、事前情報では味方に感じていた。

ワンダは実は手加減していて、何度もストレンジに敵対するが、現実改変を使わずに、他の世界に放逐したりと意外にやさしい。イルミナティの面々には現実改変を発揮して、めちゃめちゃにしたのにだ。顔なじみにはやさしいのは、最後に残った良心かもしれない。そーゆー何気ない優しさをさらに拡張させて、再度味方になって欲しい。


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