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映画「ブルーバック あの海を見ていた」 【海】
海洋学者×故郷の海×母から受け継いだ海
海洋学者として
アビーは海洋学者として海を守る仕事をしている。そこには故郷と幼き頃に出会ったブルーバックという青い魚があり、今も世界の海を守ろうとしている。作品として海の豊かさと美しさを大切にしついて、映像美がこれでもかとわたしを包みこんでくる。多くの場面が海であり、如何に海が大切かを問いかけている。
故郷を守る母
アビーの母は故郷の海を守るために奮闘していた。最初は海の番人みたいな漁師がいたが亡くなってからは母が番人になろうとした。再開発や豊かな海を奪おうとする欲望深い人間に立ち向かう。ただ、彼らは水中銃をアビーに向けてしまったり、無差別に乱獲するなどあまり先のことを考えていないように見えた。まあ、短期的に稼ぎたいのだろう。安全に配慮していないが。
母から受け継いだもの
最終的に故郷の海を海洋学者として守ることになるのだが、母から受け継いだと言えるような関わり方がいい。病気の母を一生懸命に介護していく中で、過去の思い出、母の意思、守りたかった海、無言の対話、そしてブルーバックとの再開により、決意していく過程が印象的だった。受け継ぐこと、その過程がこの映画の魅力だと思う。
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